幽霊船(魔法の本棚)

制作 : Richard Middleton  南條 竹則 
  • 国書刊行会
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本棚登録 : 24
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336038319

作品紹介・あらすじ

ある嵐の日、かぶ畑の真ん中に錨をおろした幽霊船が平和な村にもたらした大騒動…。黄金を惜しむように言葉を惜しみ、数篇の珠玉の傑作を遺して異郷の地に倒れた「最後の世紀末作家」ミドルトンの名短篇集。

感想・レビュー・書評

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  • 【月の子たち】を。
    月の光が明るい晩には冷たく微かに死のにおいを漂わせる森は魔法にかかる。少年は森の木霊、男は笛の夢見人、少女は妖精の仲間になるだろう。澄んだ鈴の音を立てる噴水。羽を煌めかせて踊る妖精。愛しい人の墓に手向けられる薔薇と百合は白く白く。闇の中で照らし出される儚い夢をどうぞご覧なさい。
    全ては夜明けの風に払われてしまう幻。
    現実を映し出そうとする朝がもの悲しさを連れてくるけれど「僕たちはいずれまた、月の光の下で会おうじゃないか」という言葉が欠けては満ちていく月のように果たされるべき約束として胸に残る。

  • 前半は小説、後半はエッセイというか、評論風。表題作をはじめ小説のほうはかなり面白かったので、数が少ないのがとても残念。

  • シャンクスを見たときに思い出した本

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著者プロフィール

イギリス、ニューカッスル・アポン・タイン大学音楽学教授。著書にPop Music and the Blues (1972)、Studying Popular Music (1990)、Reading Pop (2000)。

「2011年 『音楽のカルチュラル・スタディーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

リチャード・ミドルトンの作品

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