死が二人をわかつまで (世界探偵小説全集 11)

  • 国書刊行会 (1996年1月1日発売)
3.22
  • (2)
  • (5)
  • (7)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 56
感想 : 10
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (284ページ) / ISBN・EAN: 9784336038418

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 婚約者の正体が毒殺婦だと告げた病理学者が同じ手口で殺される。ラジオドラマを書いていた影響か引きがうまくミステリアスな展開に一気読み。だが、会話の真意や主人公はじめ皆の性格が分かりづらくいまいちのめり込めず。解説は良い。

  • 結婚を約束した幸せなカップル。なのに彼女が恐るべき連続殺人鬼だと知らされてしまった青年。そして語られたその手口のままに起こった殺人事件。果たして彼女は本当に殺人鬼なのか、それとも無実なのか、というサスペンス感でぐいぐい引っ張られました。
    密室トリック、最近のものではこういうの少ないのでなんだかほっとする「針と糸の密室」(笑)。でももちろんそれだけじゃなく。あれは盲点だったなあ、と感服しました。
    しかしなんといっても、二転三転する物語が読みごたえありです。いったい誰が犯人なのか、最後までまーったく分かりませんでした。惨敗。

  • ギデオン・フェル博士。
    密室もの。ややサスペンス調。
    わりとシンプルな真相だが、上手くミスリードを誘う展開が秀逸。
    探偵としては、キャラが強いヘンリー・メリヴェール卿のほうが好みかな?

  • 非常に面白い不可能犯罪でした。
    しかも不可能犯罪の方程式を見事にひっくり返してくれる
    意外な黒幕。
    おまけに絶対的な犯人候補がいるので
    まず、犯人を推理するのは難しいなと感じました。

    この作品はトリックに細工を利用しているのが
    非常に印象に残りました。
    フェル博士の活躍もまたよかったです。

  • カー特有のロマンス傾向がうまくプロットと融合し、スリル溢れる展開が繰り広げられる。事件の様相が二転三転し、読んでて飽きることがない。
    密室トリックは確かに初期の人間離れしたものではないが、盲点を突いた使い方とさまざまなトリックの組み合わせによって非常にうまく使っている。
    プロットやトリックなど全てがすばらしく結びついた良作。

  • 語り手ディック・マーカムは婚約者が実は過去に3人の元夫を殺害していることを知らされる。それはあのフェル博士ですら未解決に終わった3つの密室毒殺事件であった。その翌日、その話をした病理学者の男が、過去の事件と同じように鍵の掛かった密室で毒死しているのが発見された…
    なんでカーってこんなに序盤からワクワクさせるのがうまいんだろうな。実はレジェンド本格作家というだけでなく優れたストーリーテラー?


    【完全にネタバレあり】



    タイトルやメタ的に考えると明らかに犯人は2人の女のうちのどちらか。乱歩の唱えるカーの3本の矢は不可能興味・怪奇趣味・ユーモア。ここに犯人(結末)の意外性を加えたい、というのもこのシリーズで当てずっぽうでさえ犯人を正解した記憶がないから。
    病理学者の筋書きを信じている者がいると警察に信じ込ませるためだけに施した思いつきの密室。毒殺なのに「犯人が部屋に不在」パターンではない。古典的なものと心理的なものを複合させた見事なるミスディレクション。
    タイトルの「death」とは毒死ではなく老衰のことだったのか!

  • 2012/7/25購入
    2012/12/10読了

  • <pre><b>1920〜40年代、英米の本格探偵小説は、クイーン、
    カー、クリスティーら輝かしい才能の登場とともに
    黄金時代を迎えた。不可能犯罪、アリバイ破り、名
    探偵の活躍。魅力的な謎、巧みなミスディレクショ
    ンと論理のアクロバット。パズラーの頂点をきわめ
    た本格派の傑作をはじめ、不当にも紹介の遅れてい
    た巨匠の代表作、幻の名作を多数収録、永遠のクラ
    シックを厳選して贈る夢の探偵小説コレクション。
     「君が婚約した女性は過去三人の男を毒殺した妖
    婦だ」ディックに恐るべき話を告げた男はその翌朝
    、密室内で絶命していた。彼女ははたして本当に毒
    殺魔なのか。難事件に挑むフェル博士の名推理。</b>
    (国書刊行会オンライン・ブックショップ紹介文 より)

    資料番号:010472389
    請求記号:933.7/セ/11
    形態:図書</pre>

  • H20.9.18.IBF.599

  • 021223

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

別名にロジャー・フェアベーン、カー・ディクスン、カーター・ディクスン。1906年、アメリカ生まれ。新聞や学生雑誌への寄稿を経て、30年に「夜歩く」で作家デビュー。長年の作家活動の業績から、63年にアメリカ探偵作家クラブ賞巨匠賞、70年には同特別賞を受賞した。1977年死去。

「2020年 『帽子蒐集狂事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ジョン・ディクスン・カーの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×