赤い右手 世界探偵小説全集(24)

制作 : Joel Townsley Rogers  夏来 健次 
  • 国書刊行会 (1997年4月1日発売)
3.56
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  • 本棚登録 :47
  • レビュー :8
  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336038548

赤い右手 世界探偵小説全集(24)の感想・レビュー・書評

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  •  これはおもしろい。理由を書くとすぐにネタバレになってしまうので困るけど。語り手、リドル医師はなぜコークスクリューの車を目撃しなかったのか、なぜ被害者セントエーメの右手は切り取られたのか、この冒頭に掲げられる二つの重要な謎がまさに大きなポイントとなっている。最後に明かされる意外や意外な結末でこれらはきれいに説明がつくのだが、そこまでの物語のひっぱり方がうまい。全編章立てがなされてなくて、パラグラフ区切りがあるもののずっと一つながりになっていて、息をつかせてくれない。それが作者の思うつぼで、事実関係が整理できない。また時間軸が行ったり戻ったりするのでよけい混乱する。なんだかわけのわからない不安感によってミスリーディングされそうになり、これでへあ単なる怪奇小説なのかといぶかりつつも読んでいくと、アッという仕掛けになっている。うまい。

  • 「名作」ではあるけれど、ちょっと最後のトリックに無理があるよなあ。。
    あの人がああするっちゅうのは、さすがにバレそうな気がする。。。
    まあそこを突っ込まなければ、時間軸が入り乱れる面白い構成だし、小説としてはとても楽しめる。

  • ミスリードにまんまと揺すぶられ邸ながらも気づかず、自分の中では「犯人はこいつだ!」との思い込みでますます訳がわからなくなってゆき嵐の中に放り出されるような感覚のまま最後まで読み切りました。
    きめ細やかな解説が無かったらもう一度読んでしまったでしょう…

    推理小説のお約束をいくつも破りながらの進行、ズルイ!とは思わせず、これはやられた。

  • 2011/12/5読了

  • 214.00.4/25.3刷、並、カバスレ、帯なし。
    H.21.9/19伊勢BF.

    1997年4月25日、初、並、帯無
    2015年2月16日白子BF

  • <pre><b>結婚式を挙げに行く途中のカップルが拾ったヒッチ
    ハイカーは、赤い眼に裂けた耳、犬のように尖った
    歯をしていた…。やがてコネティカット州山中の脇
    道で繰り広げられる恐怖の連続殺人劇。狂気の殺人
    鬼の魔手にかかり、次々に血祭りに上げられていく
    人々―悪夢のような夜に果して終りは来るのか?熱
    に憑かれたような文体で不可能を可能にした、探偵
    小説におけるコペルニクス的転回ともいうべきカル
    ト的名作、ついに登場。</b>
    (「BOOK」データベース より)

    資料番号:010472512
    請求記号:933.7/セ/24
    形態:図書</pre>

  • 見事というかなんだこれはというか。後から考えれば犯人の可能性のあるのはたった一人なのだが、視点人物である医師の手記に従って物語が進んでいく上その医師の思考が取りとめもないので何がなんだか良く分からなくなる。時制はめちゃくちゃ、何が正しいのかも分からない、さらに作者が偶然をとてつもなく多く使用することでその医師を全く信用させないようにしているという念の入れよう。粗も結構あるんだけど、叙述の勢いとか力で押し切られて納得してしまった感じだ。

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