幻想文学1500ブックガイド

著者 :
制作 : 幻想文学編集部 
  • 国書刊行会
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336039972

感想・レビュー・書評

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  • どうしてもある本の名前が思い出せず、ググッても著名な他作品にはばまれて辿り着けなかったので、図書館で借りて調べました。(20年以上前、本書をきっかけに読んだ本だった)

    昔購入してはいるのですが、実家に送ったままになっていました。
    読んだのは何年ぶりだろう。変な小説がいっぱい。笑
    やっぱり幻想小説好きだなぁと、しみじみと思いました。


    1997年発刊。昨今の異世界ファンタジー、ライトノベルの台頭よりもずっと昔。そしてハリーポッターシリーズが日本で刊行されるより前に出たガイド本。

    「幻想」という、当時、SFにも、ミステリーにも飲み込まれそうだった幅広く定義しづらく読者も選ぶ細々としたジャンルを、よくぞここまで端的に編著した、と感嘆たる出来栄えです。

    幻想小説好き、不思議な感覚を求めてやまない方々に、心からお勧めする一冊です。
    絶版している作品も多いでしょうが、好奇心旺盛な貴方の読書の羅針盤になりますように。

  • 類似本もいろいろあるけど、執筆陣と出版社への期待でこれを愛用。信頼度は高いです。発行日は20年程前ですが、もっと昔から持っていた気がする。

    「オトラントの城」や「眼球譚」みたいな本の合間に、子供の頃に読んだ「不思議の国のアリス」、「青い鳥」、「ガリヴァ旅行記」なども。解説を読んで納得できる場合もあるしこんな風には読んでなかったなあと思うこともあって、どちらにしてもその本を再読したくなる。

    title下に「不思議な世界への水先案内,決定版!!」とあって、私にとってのこの本の位置ぴったり。絶対的な扱いはしてないけど、ここで初めて見かけたタイトルは、その後気になるつながりでたびたび見かけることが多いので、そういう本はひととおり読みたい。当然、大ハズレもありましたが、大ハズレは別な意味で大当たりだったりします。いったい何言ってるんだと思われるでしょうね。

    困ったことに、よく知られたタイトルだけじゃなくてこの本でしか見たことのないタイトルの方が、実は気になってたりもするけど、全部読むには人生は短い。

  • 雑誌「幻想文学」に掲載されたものを単行本化したもの。
    地域別(英、米、仏、独、中、露、東欧、南米、南欧、その他)に分類され中でさらにジャンルに別れている。
    コラム 私の10選として地域別の10選がある。ロリータの翻訳者の君島正、澁澤龍彦のコラムもあり、番外編としてクトゥルフ物の翻訳者の東雅夫が執筆している。文庫のあらすじしかないが出版社も記載されているため本探しによい。

  • どんなジャンルの本にもレファレンスブックが出てるもんですね、やったね!
    国別、さらに幽霊モノ、吸血鬼モノ、異界モノといったジャンル別に
    「幻想性」ある古今様々な作品を紹介してます。

    ちなみにこの本は外国のもののみで、日本作家のは扱ってませんのであしからず。

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