書物の王国 4 月

  • 国書刊行会
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336040046

作品紹介・あらすじ

尊いあすこの水盤へ乗ってみたならさぞよかろう。古今東西テーマ別文学全集。

感想・レビュー・書評

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  • 今宵の眩い月を見上げながら、我々は月の魔力を実体験する。

    夢野久作「月蝕」
    やはり夢Qはこういった奇々怪々な一人舞台が似合う。

    ラヴクラフト「月の魔力」
    どうしてこんなにも言いようのない恐怖体験を言語化するのが上手いのだろう…すごい…。

    『捜神記』より「千宝」
    夢枕獏先生の陰陽師シリーズで読んだ「嫦娥の瓶」の元ネタってこれか。月とヒキガエル…面白い…。

    伊良子清白「月光日光」
    とても良い……。月光の愛する一の姫と、日光の愛する二の姫…。それぞれの美しさと、それぞれの最後…とても良い…。

    グリム兄弟「お月さま」
    お月さまのかけらの光で、地中より起き上がる死人たち…すごいイメージだ…。

    須永朝彦「月光浴」
    本当に好みすぎる…たいそう珍しい動物の伏線回収がああ…なるほど…。傲慢な王家と美しい商人…≪一角獣の泉≫…。恐ろしくも、甘美でどこか安らかな幻想奇譚…。本当に好きだ…。

    メアリー・ルイーザ・モールズワース『かっこう時計』より第12章「月の裏側」
    久し振りに児童文学でございという雰囲気を味わう。かわいそうなかわいい子どもへの教育と不穏で穏やかで何でもできる大人のメタファー…。それがカッコウってのが、また…。これは早くちゃんと1冊まるごと読みたい。

    レーオ・ペルッツ「月が笑う」
    あまりにも見事としか言えない。流血と怪奇、幻想と狂気をこんなにも冷静に淡々と描いているのが…好きだな…。

    宮沢賢治「二十六夜」
    何度読んでもフクロウに読経させるって発想がなんかもう凄いとしか…流石すぎる賢治先生…。

  • ラブクラフトが入っているので読む

    「月の魔力」
    夜、川面を歩いた男が感じた”月の魔力”  月の光の中に川面の別の姿を感じる。ラブクラフトの見た夢を書いているという。月明かりの冷たくほの暗い空気と川面の湿度を想像する。

    月がもたらすもの、月の湿原、月沼 The Moon-Bog ※bog(湿原)1923? 1926?

  • 文学

  • 月物語がすき

  • 3/12 読了。
    月は憑き。

  • ラヴクラフトの「月の魔力」、グリム兄弟の「お月さま」、ケラーの「月を描く人」、佐藤春夫の「月かげ」、室鳩巣の「月は世々の形見」など、古今東西、名うての月光派による月を題材とした作品31編を収録する。

  • 第4巻 全20巻

  • 書物の王国シリーズの第4巻 (全20巻)

  • 書物の王国

  • 「月」をテーマにした短編の作品集(31篇)。
     最近気になっている稲垣足穂さんのほかに、夢野久作さんや川端康成さん、宮沢賢治さんと、ふる〜い作品ばかりが集められています。
     だけど、中身は新鮮!
     タイトルだけでも楽しいです。
    「月の精」「月光騎手」「月に撃たれて」「月物語」「月を描く人」「月世界の男」「月の子たち」……。
     常識から外れた世界がたっぷりと描かれていて、そこがGoodなところ。

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著者プロフィール

兄:ヤーコプ・グリム Jakob Grimm(1785-1863)/弟:ヴィルヘルム・グリム Wilhelm Grimm(1786-1859)/ドイツの文献学者・言語学者・民衆文学研究者。両者ともドイツ中西部ヘッセン地方の町ハーナウに地方官吏・法曹家の息子として生まれ、マールブルク大学法学部でサヴィニーの薫陶を受けつつ、ハイデルベルク・ロマン派の詩人たちと交友関係を結ぶ。兄弟の共同作業によって多くの業績を残し、共編著として『子どもと家庭のためのメルヘン集』、『ドイツ語辞典』などがある。兄の著作としては『ドイツ語文法』、『ドイツ法古事誌』、『ドイツ神話学』、『ドイツ語の歴史』、『判告録』、弟の仕事として『ドイツ英雄伝説』のほか、第七版に至るまでのメルヘン集テクストの改稿がある。

「2021年 『グリム ドイツ伝説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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