• Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336040107

感想・レビュー・書評

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  • 軽い気持ちで読み始めたのに、学術的な意味でとても興味深く、思いのほか満足感を得られた本。私小説的なものあり、歴史ものあり、古典や歌ものありで多方面からのアプローチが面白かった。(特に司馬遼太郎のキレの良いテンポはさすがと思った。)極め付けは最後にある評論で、この本が学術的な読み物だということを象徴しており、最後のまとめとしてこの上なくふさわしいと思った。

    以下私なりの要約と解釈をしてみる。
    ーーーーー
    生殖は生の目的ではなくエロスの結果。エロスは確かに生の目的のひとつだが、唯一のものではない。生の目的は、エロスすなわち愛(嗜虐や献身も含む)であったり、自己表現であったり、何かの限界への挑戦であったりと様々だが、一言でまとめるならば、世界あるいは己の消費だ、という。そしてその終着は死であると。
    そう考えると「同性愛は生産性がない」というのは許されない言い方だと分かる。結果から目的を語れないからだ。病気や怪我や体質で、子供を産めない女性や男性が愛し合うことは無意味だと言うのが誤りであるのと同じ意味で。

  • -

  • 洋の東西を問わず、同性愛に関連した話がつめられています。
    編集者の深い造詣がうかがわれました。

    小栗虫太郎「石神夫意人」、栗本慎一郎「同性愛の経済人類学」は特に面白く読むことができました。司馬遼太郎も前髪の惣三郎をはじめ、日本史上の出来事が数多く入れられていたのもよかったです。

    同シリーズの「美少年」と共に読みたい本です。

  • 同性愛は解決法のない難題であるか? コクトー「白書」、ルイス「薄明り」、ラシルド「アンティノウスの死」、江戸川乱歩「もくず塚」、川端康成「朝雲」など、同性愛をテーマにした作品を収録。

  • 第10巻 全20巻

  • 書物の王国シリーズの第10巻 (全20巻)

  • 古今東西の色んな同性愛話がココに。

    但し古典原本そのまま載せてたりするのでちょっと読みづらいです。

  • 備忘録;川端康成『朝雲』

  • 奥が深すぎて理解できなかった・・

  • 1900<BR>
    2005/5/31

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著者プロフィール

小説家。1901年東京生まれ。本名、小栗栄次郎。1927 年、「或る検事の遺書」を、「探偵趣味」10月号に発表(織田清七名義)。1933年、「完全犯罪」を「新青年」7月号に発表。「新青年」10月号に掲載された「後光殺人事件」に法水麟太郎が初めて登場する。1934年、『黒死館殺人事件』を「新青年」4~12月号に連載。他の著書に、『オフェリヤ殺し』、『白蟻』、『二十世紀鉄仮面』、『地中海』、『爆撃鑑査写真七号』、『紅殻駱駝の秘密』、『有尾人』、『成層圏の遺書』、『女人果』、『海螺斎沿海州先占記』などがある。1946年没。

「2017年 『【「新青年」版】黒死館殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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