国会議事堂の死体 (世界探偵小説全集 35)

  • 国書刊行会 (2000年1月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (422ページ) / ISBN・EAN: 9784336041654

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プレミアム

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歴史ミステリーとしての魅力が詰まった作品で、ロンドンの国会議事堂で発見されたミイラ化した死体を巡る物語が展開されます。物語は、若手議員たちが調査委員会を組織し、100年前の事件の真相に迫る様子を描いて...

感想・レビュー・書評

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  •  んーこれはなんだ。歴史推理というものか。ロンドンの国会議事堂の工事中にビッグベンの壁に塗り込められた死体が発見される。被害者はいつの時代の誰なのか、してまた犯人は。酔狂な国会議員が委員会をつくってその謎解きに乗り出すというストーリー。警察にまかせればといっても100年も前の事件なら時効か。まあ古き良き時代は特権階級たる国会議員はそんな暇仕事が許されていたのだろう。服装などの手がかりからほぼ真相が突きとめられたところで終われば、なんだつまらんというところだが、そこで話は意外な方向に急転する。国会議員たちのお遊びではすまされない事実が明るみに出て深刻な事態に。なるほどね、最後の収拾もなかなか気が効いていて悪くない。ただやはり前半は退屈だ。ぼくには歴史推理は向いていないのかも。

  • <pre><b>英国国会議事堂の時計塔、ビッグ・ベンの改修工事
    中、壁の中からミイラ化した死体が発見された。後
    頭部を打ち砕かれ、着衣等から100年前のものと
    推定されたこの死体をめぐって検屍裁判が開かれた
    が、事件に興味を感じた若手議員ブライは調査委員
    会を組織し、謎の解明に乗りだした。やがて少しず
    つ集まりだしたデータから、19世紀の国会議事堂
    建設をめぐる秘話と、激しい愛憎の物語が次第に明
    らかにされていく。個性豊かな国会議員の面々が推
    理の饗宴を繰り広げる「時の娘」風の歴史推理の前
    半から、後半にいたって物語は思わぬ展開を見せは
    じめる。読み巧者フランシス・アイルズがただ一言
    、「真の傑作」と評した50年代の知られざる名作。</b>
    (「BOOK」データベース より)

    資料番号:010472603
    請求記号:933.7/セ/35
    形態:図書</pre>

  • ビッグ・ベンから見つかった「100年前」としか思えない死体を元に前半はなんとなく歴史ミステリみたいに進む。委員会と呼ばれる議員の集まりの収集する情報を元に論理的に、それはもうきわめて論理的に事件の構築が行われる。でも実際にそんなことがあったかと思えるくらいに見事に構築した論理がたった一箇所の見落としからガラガラと崩れるのがやっぱハイライトか。ただここから一気に身近な事件となり、張られていた伏線が一気に回収されていき、意外な犯人を指名するに至っては本当に見事。

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