独逸怪奇小説集成

  • 国書刊行会
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (411ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336043467

作品紹介・あらすじ

19世紀末から20世紀にわたるドイツ・オーストリア文学23人の、夢と神秘と綺想と黒いユーモアに満ちた珠玉の怪奇幻想小説28編。

感想・レビュー・書評

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  • そこかしこに夜闇の暗さを感じる…

  • ドイツの怪奇小説アンソロジー。でも「ドイツ語の」らしいので、ドイツだけではないようです。
    既読作品はハンス・ハインツ・エーヴェルス「蜘蛛」だけかな。これは大好きな作品なのですが(このネタの乱歩作品も大好き)。他のこの人の作品「琥珀」「ミイラの花嫁」も気に入りました。特に「琥珀」、ネタ明かしをされたら「なーんだそんなことだったのか」って思ったけれど。「ちょっとまて問題はそこじゃない」だったのね。
    パウル・H・ブルク「日々是好日」は一見ほっこりした印象の物語。ちょっと楽しく思えなくもない作品です。そういうことも……あるかもしれないよね。
    ヴォルフ・ドゥリアン「フィッツジェラルド夫人の髪」も雰囲気が素敵で不思議な読み心地の作品でした。死者の群れの行列の描写が凄い! と思っていたらまさかのこのラスト。やられました。

  • 070224

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