大聖堂は大騒ぎ (世界探偵小説全集 39)

  • 国書刊行会 (2004年5月26日発売)
3.50
  • (1)
  • (4)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 33
感想 : 4
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (334ページ) / ISBN・EAN: 9784336044396

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

事件が展開するトールンブリッジの大聖堂を舞台に、オルガン奏者が襲われ、代役のジェフリイが命を狙われるというストーリーが繰り広げられます。独特の英国ドタバタコメディ風味が随所に散りばめられ、緊張感のある...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • トールンブリッジの大聖堂でオルガン奏者が襲われる事件が発生。フェン教授からの電報で、その代理のオルガン奏者として呼び出されたジェフリイは、電報到着以降、何者かに次々と命を狙われ--。

    たいへん良質の絵に描いたような英国ドタバタコメディ風味が文章のあちこちでほとばしる一作。(フェンの傍若無人なところはカーのH.M卿を彷彿とさせるノリで良いですね)
    私の知識不足で、教会の組織としての各役職の位置づけがよく分かってないのと、教会の敷地内に建っている建物の構造が分かってないので若干「?」と思うところもありますが、事件のアレソレのダイナミックさもこの作者ならではの持ち味で楽しめました。

  •  Holy Disordersがこのタイトルなのか。ちょっと軽すぎない? クリスピンのジャーヴァス・フェンものは3冊目。大聖堂のオルガン奏者が殺害され、その代役を頼まれて駆けつけるワトスン役のヴィントナーにも脅迫や嫌がらせが続く。この大聖堂に近づけないような作為は何のためか。おりしも時はナチスドイツとの大戦戦時下、一連の事件にはスパイによる諜報無線の発信がからんでいるらしい、してその犯人は、というストーリー。まあ手堅くまとめられているし、すべてを掌握する黒幕の正体も意外といえば意外ではあるから成功している部類だろう。ワトスンは絵に描いたようにワトスンだなというのが笑えるところ。

  • 緻密な推理、練り上げられたトリック、息詰まる緊張感などはどこにもなく、突っ込みどころ多数。にもかかわらずたいそう魅力的なミステリだ。全編に溢れる遊びの要素と古典ミステリへの愛情が快い。事件の解明に当たる素人探偵フェン教授のおとなげなさも新鮮。読者を選ぶ可能性はあるが、いかにも英国的でおもしろかった。ほかの作品も読んでみたい。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

本名ロバート・ブルース・モンゴメリー。1921年、イギリス、バッキンガムシャー州生まれ。オックスフォード大学在学中に書きあげた「金蠅」(1944)でデビュー。パブリックスクールで二年ほど教鞭を執ったあと、合唱曲や映画音楽の作曲家として活躍し、評論活動やアンソロジー編纂の仕事にも力を入れた。1978年死去。

「2024年 『列をなす棺』 で使われていた紹介文から引用しています。」

エドマンド・クリスピンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×