野坂昭如リターンズ〈1〉真夜中のマリア・てろてろ

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  • 国書刊行会
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (493ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336044518

作品紹介・あらすじ

スカトロジスト・ビン、オナニスト新吉、酒乱の禅介。殺人こそが他者との対話の究極の形と信ずるたちの荒唐無稽の行動の彼方に、現代文明や風俗に対する確かな批評感覚を浮かび上がらせた痛快テロ小説『てろてろ』に、17歳の少年カンとその仲間たちの奇想天外な性の意識を独特の語りで描く『真夜中のマリア』をカップリング。70年前後の「気分」を小説世界に見事に定着させた2本立て。

感想・レビュー・書評

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  • 是非一度は読んでいただきたい衝撃作:てろてろ

    読み始めはヘンテコな人達がヘンテコなことをしているなぁと楽しく思っていましたが、読み進むにつれてその個性の強烈さにゾッとさせられてしまいました。登場人物たちの個性と言ったらそれは生半可なものではなくて、もし現実に自分の側に居たら少し怖くなってしまうくらいなのですが、妙にコミカルに描かれています。そのため実は異常な世界なのに不思議と何の抵抗もなくサラサラと読み進められます。

    ただ後半、彼らが一致団結して目指したものとその結末にはえー?!と目を丸くするしかありません。その描写はとても生々しくグロテスクでものすごいです。私は忘れられません。

    衝撃度はピカイチ、読みやすさもピカイチです。
    刺激の足りない日常からの現実逃避にもぴったりかと思います。

  • 他に誰がこれを書ける?唯一無二の時代の落とし子。

  • クセがありすぎるハンサム祭なリターンズ1巻。「てろてろ」のどーしようもない連中が愛おしい。

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著者プロフィール

1930年、神奈川県鎌倉市生まれ、「アメリカひじき」「火垂るの墓」で直木賞、『同心円』で吉川英治文学賞、『文壇』およびそれに至る文業により泉鏡花文学賞を受賞。2015年、没。

「2017年 『とむらい師たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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