ガブガブの本―『ドリトル先生』番外篇

  • 国書刊行会
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (162ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336044723

感想・レビュー・書評

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  • ドリトル先生の家にいるブタのガブガブが、自分の書いた「食べ物語」を朗読するという番外編。イヌのジップもサルのチーチーもみんないいヤツらだなぁ、ちゃんと聞くんだからこれを。(笑)オウムのポリネシアは文句つけながら聞くんだろうなぁ。
    国書刊行会から出版されるまで、この本、存在すら知りませんでした。シリーズ全巻読破した上級者はもちろん、マストの一冊です。この本だけ読んでも面白いですね。

  • 懐かしき“沼のほとりのパドルビー”。
    夕食後に暖炉の火を囲んでお話を楽しむ動物たち。
    愚痴るダブダブ、賢いポリネシア、冷静なジップ、無邪気な白ネズミ
    ガブガブの「食べ物語」も面白いが、突っ込みながらも温かい会話のキャッチボールが楽しい。それだけでもう満足。

  • ドリトル先生の番外。本編と同じ様に翻訳者泣かせのパロディ造語が多い。今回はガブガブが主人公なので食べ物のパロディ造語がたくさんある。全体を通すストーリーがないのでちょっと読みづらかったけど、最後の3話の、人々においしいものを食べさせるために国家予算を使ってより国を豊かにする、グズル二世王の物語は、ロフティングの平和への思いを感じた。

  • ドリトル先生のスピンオフ。まさかの「ブタが家族(一緒に暮らす動物たち)に話した食に関するあれこれを記録した」という本。本編を読んでなくても楽しめます。
    (一般担当/1号と2号)令和3年2月の特集「外国文学のススメ」

  • ほんとは☆100億!
    サラダドレッシング博士おもしろ~い!
    読んでたら、おなかすいてきちゃったよ

  • 大好きな児童文学、ドリトル先生の番外編。子豚のガブガブによる食べ物説話集と、その朗読の様子をお馴染みトミー・スタビンズ君の視点で描いている。
    全20巻にも及ぶガブガブの「食物百科」は馬鹿馬鹿しいようで、食べ物の大切さを説いており、感動的である。特に最後のピクニック叙事詩は壮大で牧歌的な雰囲気と、戦争の愚かしさが描かれており、読み応えがある。

  • へぇ、ドリトル先生シリーズに番外編があるのか、と何気なく手に取ったが、これが面白かった! こういう“誤算”は嬉しい。特に小石のスープの挿話は、面白かったのでその部分だけ長女に話したところ、何度も聞かせてくれとせがまれた。シリーズのストーリーには全く触れられていないので、1作でも読めばこの本はオススメ。ガブガブファンになること請け合い。(2008-02-23L)

  • 少し前にブクログでみかけてアレ?番外編なんてあったんだ、と図書館で借りてみました。なんだかガブガブが理知的で違和感(笑)先生が居ないからか。

    ドリトル先生の家族の中ではアヒルのダブダブがなにせ大好きです。なんか良いですよね、あの家政婦。ガブガブが大好きなパースニップって日本ではあまり知られてないよなあとかそんなことを思いました。それにしても彼が結構哲学的でびっくりです。

  • 楽しく読みました。

    途中、ロフティング氏の遊び心なのでしょう、言葉遊び的なところがあったようで、イギリス文化に疎い私には読みづらかったのですが、それは気にせず読み進めたほうがよいようです。(そういうところまで読み込むとまた面白いのでしょうね!)
    最後に王さまが田舎紳士として生きることを選んだところ、何とも言えない切なさを感じました。

    ガブガブ、ロフティング氏大好きです。

  • ドリトル先生の番外編。
    あひるのガブガブの話を中心に短編10話。

    固有名詞、パロディ一覧があり、英和辞典で調べろとのこと。

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著者プロフィール

1886~1947年。アイルランド人の母を持つ、イギリス生まれのアメリカの児童小説家。代表作は、この「ドリトル先生」シリーズ。2作目『ドリトル先生航海記』で、ニューベリー賞を受賞。

「2017年 『新訳ドリトル先生シリーズ全14巻セット 番外編『ガブガブの本』と日本初公開の短編もふくむ完全版 豪華BOX入り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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