伴先生 (吉屋信子乙女小説コレクション) (吉屋信子乙女小説コレクション 3)

  • 国書刊行会
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336044846

作品紹介・あらすじ

夢と希望に満ち溢れた新任教師、伴三千代。心優しき人々に囲まれながら、ひたむきに少女を愛す彼女がやがて出会う数奇な運命とは-。玲瓏玉の如き詞藻もて綴る、幻の名作が遂に復活!平成に現れし孤高の乙女小説家、嶽本野ばらが時空を超え入魂の解説・註釈を加えて封印を解いた"吉屋信子乙女小説コレクション"全三巻、ここに完結。

感想・レビュー・書評

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  • 「白鸚鵡」同様、全てが綺麗に収まってゆく気持ち良さ。まだこの手のおはなしを受け入れられる余地が自分に残っていることに感謝。
    安易な批評に先手を打つ解説は素晴らしい。が、注釈に自分の色をつけまくるのは如何なものか。

  • 確かにご都合主義が多かったかもしれないけど、その分爽やかさもあってよかったと思う。

  • 汽車の中から物語が始まるパターンは紅雀とおなじかな。終盤近くまではかなり面白いのだけど、最後は早足で大団円にまとめすぎたように感じる。昔の少女向けラノベだし、しょうがないか。面白いけど同シリーズ3冊の中では少し落ちるかなぁ。

  • ここまでいくといっそ清々しいほどの、模範的な少女小説。修身につかえそうな勢いですが、これはこれで楽しいです。

  • 父の面影を知らず、母を亡くし、女学校を出て東北のある街へ教師として旅立つ伴三千代。その車中で捨て子を見つけ手元に引き取り育てながら教師を続ける。東京からの高慢ちきな香世子が伴先生のクラスに転校してきて嵐を巻き起こし、香世子の母の辰子夫人の陰謀やその甥の作為を退けて、常に清らかな心の伴先生。最後には捨て子の母も父も、伴先生自身の父も見つかり大団円。なのだが、ワタシとしては香世子やその母辰子夫人があっさり心を入れ替えるのがご都合主義かなぁ、と。もっと懲らしめてやりたかったと思うのは意地悪でしょうか?

  • 請求記号:Fヨシヤ
    資料番号:010513810

  • あまりエス的な感じではなかった。
    これぞ少女小説!
    少女が読むにふさわしいと思いました

  • 吉屋信子さんはきれいな文章をお書きになる方です。本当に尊敬する人。
    こちらの作品は、教師をテーマに描かれています。

  • *少女小説
    *弥生美術館

  • 嶽本野ばら氏監修『吉屋信子乙女小説セレクション』第三弾。コレは殆ど読めてないのでとりあえず★三つで。読んだら更新します。

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著者プロフィール

1896年、新潟市生まれ。52年「鬼火」で女流文学賞、67年菊池寛賞を受賞。『花物語』『安宅家の人々』『徳川の夫人たち』『女人平家』『自伝的女流文壇史』など、幅広いジャンルで活躍した。著書多数。73年逝去。

「2023年 『返らぬ日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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