台北人 (新しい台湾の文学)

  • 国書刊行会 (2008年4月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784336045324

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  • 国共内戦によって台湾に渡り、戻れぬ大陸への郷愁と失われた過去の追憶に朽ち果てていく外省人の姿を、甘美な幻影の中に描いた喪失の美学。台湾文学史上にのこる記念碑的作品集、初の全訳。

  • 台湾の大方の都会人は、大陸から来ている。女が金持ちを狙うのは生きるためとわかるので、ストレートな感情は清々しい。民生10年前後の話、西洋にかぶれてもおらず、大陸らしさが残るいい時代。

  • 翻訳がこなれてない気がしました。言葉の選び方と並び方が、“物語って”ない。味わいたかった台湾のノスタルジーをいまいち感じられずに終わってしまい、残念です。

  • タイトルは『台北人』だけれど、各篇の主人公はいずれも大陸出身で、国共内戦の後に台湾へ移住してきた人物であるため、亡命文学、望郷文学の色が濃い。台湾という国、台北という街(の現在のありよう)が形作られていく過程が(外省人の視点から)描写された作品であると思った。
    収録作品の中では、悲しみと絶望が胸に突き刺さるような「血のように赤いつつじの花」と「孤恋花」、青春への郷愁と老年の悔恨をひっそり滲ませた「冬の夜」が特に好き。「除夜」や「満天に輝く星」には『孽子』の萌芽が見られた。映像化されたものもあるそうなので、是非観てみたい。
    訳者による解説も詳細で勉強になる。

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