よしきた、ジーヴス (ウッドハウス・コレクション)

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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336046765

感想・レビュー・書評

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  • バーティ、もう少し大人になれ!(無理)

    …相変わらず自分のファッションセンスは最高だと信じて疑わないバーティ。ジャケットを巡って執事ジーヴスと対立中。恋の悩みを抱えた友人がジーヴスに相談を持ちかけた為、更にご機嫌ななめに。叔母の娘の婚約問題まで自分で解決しようとするが、事態は一層の混迷を深めることに…。

    "この金持ち連中のおバカ加減はどこで見たんだろう"と以前から既視感を覚えていたのですが、思いつくのは『じゃじゃ馬億万長者』かなぁ?…好き。

  • 時系列(原著刊行順)でシリーズ挑戦中。第5作目。
    「《英文学史上もっとも滑稽な数十ページ》といわれたキテレツ表彰式」の帯の言葉に、あの女子校での(バーティにとっての)悪夢を思い浮かべ、期待ぱつぱつで読み始めたところ……あら、のっけからバーティとジーヴスの間に不穏な空気。
    バーティったらそんなに強気でだいじょうぶ?
    あ、言ったそばからまた自ら誤解を招くような言葉を!行動を!
    ……んもう、バーティのおバカさん♡

    絡みに絡んだ(バーティが絡めた、も含む)2組の恋と、ダリア叔母さんのお悩み。アナトールの辞意まで飛び出して、事態はますます悪化の一途。
    最後にすべての厄介ごとに収拾をつけるのはもちろんジーヴス!
    当然、ご主人様へのお仕置き(意味なき34キロの無灯火サイクリング!ドSすぎる☆)と“不適切”なブツの排除も忘れません(笑)
    表彰式は期待ほどではなかった(というかバーティには敵わない)けれど、ガッシーも他の友人たちに負けない変人キャラ。作者のお気に入りでもあるらしく、さっそく次の巻にも登場する模様。楽しみ楽しみ♪
    ウッドハウスの逸話を知ることのできる訳者あとがきも毎回のお楽しみのひとつ。今回はそれに加え、シリーズ紹介もあってうれしかった。

  • バーティーの学友でイモリを愛する青年ガッシー。彼はバセット嬢という女性に恋をして、ジーヴスに相談にやってきます。ジーヴスとメスジャケットを巡って対立中のバーティーは自分がこの問題を解決しようとしますが…。

    おくてなガッシーとロマンティックすぎるバセット嬢がかわいいです。この二人にさらに、バーティーの従姉妹のアンジェラ、その婚約者のタッピー、ダリア叔母さんにトム叔父さん、シェフのアナトールなど絡んであれやこれやの騒動が起こることに。でも最後はジーヴスが上手くまとめてくれるんだろうな~と安心して読めます。
    さてジーヴスのとった解決策とは。

  • 一作目が連続短篇集だったため、それぞれぶつ切りな感でイマイチだったが、こちらは長編として話の展開が読むほど面白くなり、とても楽しむことができました!
    やらかし続ける主人公を嘆くダリア叔母さんの物言いに思わす声をあげて笑ってしまいました。
    バーティが間抜けなのはしょうもないとして、ジーヴスも大概に高慢ちきで好きにはなれん笑 破れ鍋に綴じ蓋な主従です。

  • 2組のカップルの婚約とおばさんの借金解決に奔走するけれど何をやっても空回りのバーティー。どうにも八方塞がりな状況にジーヴス登場!作戦は別荘での火事騒動。最終章『終わりよければすべてよし』が全てを物語る楽しいひと時♪。ウッドハウスの新作を日本で同時期に読めていた時代があったというのも驚いた。

  • 2005年刊行のウッドハウス・コレクション2冊目。1冊目の「比類なきジーヴス」と比べると、最初から長編として構成されているだけに最後のドンデン返しが見事だが、ちょっとやり過ぎ。他の作品も、また機会を見付けて読む。

  • ジーヴスシリーズ2巻目
    前作は2章ごとで1つのお話という短編集のような感覚でしたが、今作は1冊で1つのお話
    バーティーの空回りと個性豊かな登場人物が相変わらず面白い

  • ジーヴスの長編。
    あとがきにもあったけど、言葉遊びの妙が特徴なのかな。私は、冗長さに耐えられず、読み飛ばしながら読みました…。
    ストーリー展開は好き。コメディの面白さを味わえる。

  • ジーヴスの解決策はお見事!

  • バーティーかわいいよバーティー。

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