ウースター家の掟 (ウッドハウス・コレクション)

  • 国書刊行会
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  • Amazon.co.jp ・本 (387ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336047618

感想・レビュー・書評

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  • 基本的に、バーティーの語りで物語がすすむせいか、いっつもバーティー視点でこのおはなしにむかうのだけども、そして出てくるひとたちみんなに「なんでやねん」とつっこみつつバーティーといっしょにふりまわされたりするんだけども、最近ふときづいたんだ、ジーヴスの立場だったらものすごく…ものすごくおもしろいのではないかしらバーティーの生活…
    「なんでそうなんねん」「なんでそこでそんなもんにひっからまるねん」「なんでそんな友達おんねん」「どないかせえや」とつっこみどおしなのではないかと…いえ英国紳士ですけど。河内弁つかうわけないですけど。
    「わたくしは御主人様がすきでございます」って云っちゃうよねそりゃね…こんなおもしろいネタになるひとそりゃ離れられんよね…とおもいつつジーヴス視点でながめてみました。
    おもしろかったです。

  • バーティーとダリア叔母さんが結構ナイスコンビ。バーティーが愛されていてよかったというあとがきに同感。でもトラブルにも愛されすぎだよね。終盤はハイスピードなババ抜きをやってるみたいだった。しかもババはいくつもあるという。バーティーほんとにお疲れさま!しかしこれ半日間の出来事なんだよね。濃密すぎ。

  • ダリア叔母さんの命令でウシ型のクリーマー奪取に向かうバーディ。ガッシーの婚約の破たん。バゼット家の執事の秘密「ユーラリアの秘密」。ガッシーの落とした茶色の手帳と手帳を手にしたマラディン・バゼット。手帳を求めて犬に追いつめられるバーディとジーヴス。奪われた警官のヘルメット。

     2009年9月24日再読

  • 珍しく人助けをきっぱり断るバーディが見られます。でも結局なんだかんだで引き受けてしまうそんなバーディが好きだ。箪笥の上にあがっちゃってるところは最高に笑えた。どっぷりはまる。おもしろい。

  • 『よしきた、ジーヴス』にてまとまったかに見えた二人の破局騒動、ダリア叔母さんとウシ型クリーマーに、理不尽美少女スティッフィーの問題が絡む大長編。この問題の前では、ジーヴスとバーティーのいつものいざこざも消し飛びます。いつも以上に錯綜するトラブルと理不尽キャラたち、ラストの怒涛の小道具の畳み掛けには笑わずにはいられません。ダリア叔母さんがちゃんとバーティーのことを好きだとわかってほっとするエピソードもあり、慌てる(ようには見えないが)ジーヴスもありの盛りだくさんな一冊。

  • ジーヴスの長編☆
    読んでてすごくストレスたまるけど、最後にはスッキリ♡
    さすがジーヴス

  • よしきた〜の続編にあたります。
    訳者のたまきも言ってたけど、
    バーティが愛されててほんとうによかった!
    二組のカップルとウシ型クリーマー、ばらばらに見えた事柄が全部繋がってて、最後には大団円。
    あいかわらずのウッドハウス節で嬉しくなりました。
    終始にやにやしっぱなしでしたお。
    ドラえもんがのび太を決して見捨てないように、ジーヴスも最後までバーティを見捨てないわけですよ。ほんとういい主従だよあんたら!

  • やっぱ、ウッドハウスはいいわ。ユーモア、ウィット。
    ちょっと間抜けなこの愛らしい世界。

  •  ジーヴスシリーズ第四弾。長編。『よしきた』よりも怒涛の展開。最後の最後までおバカな事態が起こり続ける。今のところ、シリーズ中最高傑作。「まあ、あたしあなたのことブタだって思うわ」。名言。

  • 巻を重ねるとちと長くも感じるが、こう笑わせてくれる本は類なし

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