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Amazon.co.jp ・本 (322ページ) / ISBN・EAN: 9784336050748
感想・レビュー・書評
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「あー、何も気にせず笑いたいなぁ」というときに手に取ってしまうウッドハウス・コレクション。
今回も最後まで何がどう転ぶかわからない長編で、にまにましながら読みました。
今回バーティーの平穏を引っ掻き回すのは、かつての婚約者であり、美人作家として活躍中のフローレンス・クレイ女史。
彼女が現在の婚約者とケンカして、再びバーティーに熱い視線を向け始めたから、さあ大変。
彼女に恋する新たな青年の登場に、ダリア伯母さんの経営する雑誌社の売却が絡み、真珠のネックレスの大問題も浮上…ああ、このドタバタ劇がたまりません!
まさかあれが伏線だったとは…という驚きとともに読了。
訳者あとがきで、ジーヴスが漫画になっていることを知りました。
そちらも読んでみたい…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
明るくてクスッと笑えるこのシリーズは心が疲れてきたときに読む。
悪く言えばマンネリかもしれないけど、安定した面白さとお馴染みのメンバーをみるとなんだかそれだけでホッとする。
今回はバーティーの口ひげ問題や、ダリア叔母さんの週刊誌売却問題、フローレンス・クレイとの婚約問題など。
序盤でジーヴスが休暇から帰ってきたときのバーティーの喜び方がなんだかかわいらしい。
ジーヴスがドストエフスキーやロシア作家が好きだと知って、私もロシア文学が好きなので勝手に嬉しくなった。
ラストであれって伏線だったんだ!?と判明することもあったりしておもしろかった。 -
コレクション第9弾。帯に漫画版ジーヴスが…漫画も読みたくなるやんけ!
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ウッドハウスは人類の宝だと思う。
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一家に一台、ジーヴス。
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読書日記。
バーティーは嫉妬に狂った男に命を狙われ、ダリア叔母さんはついに雑誌を売却しようと苦心し窮地に。
ここに、共闘するふたり。
むろん、ただごとでは済まない。
(2009年09月06日読了) -
一組の恋人同士が仲違いして、ダリア叔母さんの金銭問題とかエキセントリックな客人とかが絡みに絡まって、バーティーが元彼女と望まぬ結婚をさせられそうになる、またこのパターンかいっ!って思うのに、やっぱり面白いからついつい読んじゃう。今回は伏線回収が見事!「いつわりの真珠」の章は痛快だったなあ。
口ひげを生やしたぐらいじゃもうジーヴスはバーティーを見捨てたりしないね。一作目より、随分仲良しになったものだ。 -
病床から病床へと回し読みされる『ジーヴスと封建精神』だけが、憂鬱を軽減してくれるただひとつの慰安でありました。(あとがきより)
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ジーヴスシリーズは本当に大好きで、小説でこんなに笑わされたのは初めて。ジーヴスの事件解決方法も、おーなるほどー、すげーって感じ。二日酔いが一発で治るドリンクのレシピが知りたい。
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遊んで暮らせる身分の青年バーティーと、彼の執事(紳士お側付きの紳士)ジーヴスの話。
口ひげを生やしたバーティ、経営難の新聞を売り飛ばすため、買い手にご機嫌を取るダリア叔母さん。例によってバーティは予期せぬ婚約をし、ジーヴスは宝石類にも造形が深いことを披露。この人は本当に多才な上に色んな親戚が居るなぁ。クラブの昼餐会の座長のためお休みを取ったりして、要所要所ではちゃんと登場してるけど、今回あまり登場してない印象だった。
ところでバーティはよくジーヴスのことを羊に喩えるけれど、それが結構好きだ。↓とか。
一言メモ:彼は再び咳払いをした。遠くの山頂で咳払いする育ちのいいヒツジみたいな礼儀正しい咳だ。 -
とにかく笑える。にやにやしてしまうような機知に富んだジョークに笑いが止まらなくなります。
やっぱバーティーはいいキャラクターやなぁ!! -
このシリーズが出るたびに執事がほしい!と思ってしまう。
特製おめざを飲んでみたい!
バーティーはまたフローレンスと婚約してしまったり、
アナトールはまた引き抜きにあったり、
それでもジーヴスのおかげですべてが丸く収まる。
バーティーの評価は悪いみたいだけれど、でも愛されている感じがとても好き。
著者プロフィール
森村たまきの作品
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