ジーヴスと封建精神 (ウッドハウス・コレクション)

著者 : P.G.ウッドハウス 森村たまき

• 国書刊行会 (2008年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[すずめさんの感想 · 2021年10月24日]

「あー、何も気にせず笑いたいなぁ」というときに手に取ってしまうウッドハウス・コレクション。
今回も最後まで何がどう転ぶかわからない長編で、にまにましながら読みました。

今回バーティーの平穏を引っ掻き回すのは、かつての婚約者であり、美人作家として活躍中のフローレンス・クレイ女史。
彼女が現在の婚約者とケンカして、再びバーティーに熱い視線を向け始めたから、さあ大変。
彼女に恋する新たな青年の登場に、ダリア伯母さんの経営する雑誌社の売却が絡み、真珠のネックレスの大問題も浮上…ああ、このドタバタ劇がたまりません！
まさかあれが伏線だったとは…という驚きとともに読了。

訳者あとがきで、ジーヴスが漫画になっていることを知りました。
そちらも読んでみたい…。

[マエダさんの感想 · 2019年3月12日]

コレクション第９弾。帯に漫画版ジーヴスが…漫画も読みたくなるやんけ！

[adlibさんの感想 · 2018年10月23日]

　
──　ウッドハウス／森村 たまき・訳《ジーヴスと封建精神 20080925 国書刊行会》0901
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4336050740
　
“Wodehouse Collection”ISBN 978-4-336-05074-8 / Cコード 0097
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19750214
　若旦那と執事 ～ ジーヴス＆バーティー ～
　
　たわけものたちのアルカディア！！ バーティー、またもや婚約か、
今度のお相手は誰？
　
（20181023）
　

[yo-suke0301さんの感想 · 2014年10月27日]

ウッドハウスは人類の宝だと思う。

[calさんの感想 · 2013年1月17日]

漫画の「プリーズ、ジーヴス」も読まなくては！

[mizeroさんの感想 · 2012年7月6日]

一家に一台、ジーヴス。

[kumanecoさんの感想 · 2012年2月1日]

物語が本当に巧く作られていて、さらにそれを生かす配役の妙。
そして何よりもジーヴスの存在。
やっぱり面白いわ。

[isutabiさんの感想 · 2010年12月7日]

読書日記。

バーティーは嫉妬に狂った男に命を狙われ、ダリア叔母さんはついに雑誌を売却しようと苦心し窮地に。
ここに、共闘するふたり。
むろん、ただごとでは済まない。

（2009年09月06日読了）

[bakzanさんの感想 · 2010年10月17日]

一組の恋人同士が仲違いして、ダリア叔母さんの金銭問題とかエキセントリックな客人とかが絡みに絡まって、バーティーが元彼女と望まぬ結婚をさせられそうになる、またこのパターンかいっ！って思うのに、やっぱり面白いからついつい読んじゃう。今回は伏線回収が見事！「いつわりの真珠」の章は痛快だったなあ。
口ひげを生やしたぐらいじゃもうジーヴスはバーティーを見捨てたりしないね。一作目より、随分仲良しになったものだ。

[AQUAさんの感想 · 2010年3月28日]

病床から病床へと回し読みされる『ジーヴスと封建精神』だけが、憂鬱を軽減してくれるただひとつの慰安でありました。（あとがきより）