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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784336051417
感想・レビュー・書評
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イタリアのシャーロキアンが手掛けた本格パスティーシュ小説。
ワトソン博士の未発表の手記からなる事件録という基本型のオムニバス短編集で、ホームズの癖等の『お約束』を踏襲しつつ、正典の雰囲気を彷彿とさせる佳作が並ぶ。
特に奇抜な設定には走らず、丁寧なプロット構築と情景描写に基づいており、訳文も読みやすく、ホームズ好きには十二分に楽しめる。
イタリア人による作品集につき、舞台や題材にはイタリア関連が多く見られるが、それも一興の味わい。
史実における事件や、同時代の著名人たちも登場し、作品に彩りを添えている。
個人的には、世界の喜劇王の意外な背景を知ることのできる『十三番目の扉の冒険』や、あの宿敵が絡む『シャーロック・ホームズと十二夜』、正典の〈語られざる事件〉に挑戦した『「パラドール議院」事件』、さらに、原作者との邂逅というメタ的な構成の『ピルトダウン人』などが面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
結構読むのに時間かかった。
これ読んでると、ホントにワトソンが実在してたかと思えてくる。 -
図書館
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イタリア人作家のパスティーシュ。思ったより正統派。イタリア滞在中の事件や、ロンドンでイタリア人が巻き込まれる事件などがあるが、思ったより正統派でよかった。
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パスティーシュ作品。まぁまぁかなあ…。原典が読みたくなりました。
どこかに、これは!!というホームズのパスティーシュ作品はないかしらん。 -
また、シャーロックホームズが読みたくなった。
懐かしいなあ・・・赤毛連盟とか。 -
子どもの頃、ご多分にもれずホームズやルパン、明智小五郎や怪人二十面相を読み耽ったクチだが、大人になって読み返したのはホームズのみか。とはいうものの、今思い浮かぶホームズのイメージは、原作からというよりはNHKで放映されていたTVドラマシリーズのジェレミー・ブレッドであり、ローリー・キングの『シャーロック・ホームズの愛弟子』シリーズのホームズなのだが。
そういえば、『シャーロック・ホームズの愛弟子』も、ローリー・キングが古いトランクから見つけ出した原稿(本書のようにワトソンのではなく、メアリー・ラッセルなる人物の手によるものだが)の紹介という設定であった。
イタリアでは5冊の短篇集に収められた作品のうちの7篇が収録された日本オリジナル短篇集。
ホームズが生きた(とされる)同時代の実在の人物や史実を絡めた作品が楽しめた。
読んでいるうちに、そのような関わりが本当にあったかのように思えてしまうのは、さすがホームズの存在感。もっともらしい注記も効果的。
特に「十三番目の扉の冒険」のラストで、あぁ、あなただったんですか!と驚けるのが楽しい。
Sette Sfide per Sherlock Holmes by Enrico Solito
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