釘食い男

  • 国書刊行会 (2010年2月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (392ページ) / ISBN・EAN: 9784336051790

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

多様な人々が織りなすユーモアと悲哀が交錯する物語が描かれています。舞台はギリシャのユダヤ人ゲットーで、田舎のユダヤ人たちが繰り広げる滑稽な日常が中心です。作品は1938年に書かれ、作者の背景や歴史的文...

感想・レビュー・書評

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  • 世界は広い。作者の出身はコルフ島(オスマントルコ国籍)。ギリシャの島に存在するケファリニアというユダヤ人ゲットーが舞台。益荒男と呼ばれる男達の話だが。楽しそうな雰囲気だが。わさわさしている感じで、何が書いてあるのか話の筋はよくわからない。
    書かれたのは1938年でその後にホロコーストなどが起き、ユダヤ人のために尽力を尽くした人物(作者)らしい。色々な国の人達が出てきたり、ユダヤ人の生活ぶりが書かれるが自分が全然読み取れなかった。余りに長いし、別にこのままわからなくていっか、と思わせる緩い文章ではある。

  • いきなりこの部分を訳出するって国書刊行会、読者を困らせる。終わりの方で主要人物も変わるし。疑問だらけで読み終わってしまった。
    この過剰な装飾の文体や会話は、ユダヤ系作家の特有なんだろうか。五人組のユダヤ人もドゥーム家の人々も吝嗇な俗物ばかり。ソラルが何を考えているかも分からず。続編を読まねば、この作品だけでは理解に及ばないのだろうが、これでさえ苦労したのに、もっと長い続編には手を出す気は起きない。
    マンジュクルーの『アンナ・カレーニナ』論、恋愛小説論は良かったよ。

  • ジャケットのデザインが気に入りました

  • 本来、同じ著者の作『選ばれた女』の一部だったが、あまりに長過ぎたため独立した作品として切り離された、という出自を持つ本。

    ユーモア小説である。田舎モンのユダヤ人5人組が繰り広げる滑稽譚。
    この「田舎モンのユダヤ人」ってところが、この本のほぼすべてで、笑いの視点は常に弱者からの目線。自虐的な笑いである。
    もちろん登場人物たちはそれを意図してはいないのであるが、もう全面的にユダヤ人の悲哀を漂わせていて、むしろこれを読んで気分よく笑ったら問題な気さえする。

    というわけで、あまり笑いの種類としては得意ではなかった。

    そもそもが断章と言う性質も手伝って、一切オチが用意されていないのもツラいところ。

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著者プロフィール

1939年、静岡県生まれ。法政大学文学部日本文学科卒業。SBS静岡放送勤務後、パリ留学。2000年7月まで画廊に勤務し、展覧会実施、翻訳、通訳に従事。訳書に、ジャニーヌ・ヴァルノー『ピカソからシャガールへ―洗濯船から蜂の巣へ―』(共訳、財団法人清春白樺美術館)、画集『アンドレ・マルロー戯画(ディアブル)』(財団法人清春白樺美術館)、『選ばれた女(Ⅰ・Ⅱ)』(国書刊行会)、『釘食い男』(国書刊行会)など。

「2020年 『おお、あなた方人間、兄弟たちよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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