人は音・音楽をどのように聴いているのか

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  • 国書刊行会
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336052155

作品紹介・あらすじ

「人は音・音楽をどのように聴いているのか」-こうした疑問に対する解答を探るべく、長年にわたり統計に基づく音楽心理学的実験を重ね、そこで得られた実証的な結果をまとめた、一連の実証に基づき、クラシック音楽、ポピュラー音楽毎の、膨大な「楽曲リスト」を提示した。

感想・レビュー・書評

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  • 買ったのは、昨年。
    近年買った本の中ではもっとも「やっぱりなあ!」と思った本であることはいうまでもない。
    生徒に指導していると(特にコンクールを受けるような子たち)、「これでアレグロに聴こえるのかな?」とか、「ゆったりって具体的にどのくらいなんだろう?」と思うことが多い。結局は自分の中の経験で「このくらいなら速めかな?」とかそういうふうに判断しているのだ。
    もちろん、たくさん音楽を聴いてきているし、多くの先生から学んだことで、生徒さんよりは共通認識は持っていると思う。

    でも、それをデータで欲しい。一般の人はどういう音楽を「速い」とか「心安らぐ」というふうに感じるのか?・・・実際にどの音程を「気持ち悪い!」と感じるのか・・・。

    音楽というのは、言ってみれば緊張と緩和ー言い換えれば、快不快の混ぜものだとと言ってもいい。演奏家はそれを「適切に読み取って」明確に表現することで、聴いている人の感覚に訴えかけるのだ。

    その感覚を科学的にデータをとった本がこれ。

    メトロノームだと、どの目盛りあたりから、「速い!」と感じるのか?・・・そういうことをひとつづつ検証している本。

    ある意味、僕のレッスンのネタ本ともいえるし、レッスンをする人、音楽を教える人は必携の本であると思う。

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