お呼びだ、ジーヴス (ウッドハウス・コレクション)

  • 国書刊行会
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本棚登録 : 121
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336053008

作品紹介・あらすじ

自活への道を模索すべく職業訓練学校へ通学するバーティーは今回はお休み。新規のご主人に仕える天才封建執事ジーヴス。大好評シリーズ第12弾、異色の外伝。

感想・レビュー・書評

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  • 舞台脚本を小説化したものということで、バーティ不在の異色ジーヴスシリーズになっています。バーティの友人のところにダービー会計士として手伝いに来たジーヴスだが…という。
    三人称だからか焦っているジーヴスなんかも描写が多く珍しいです。やはり馴れたバーティの手助けのようにはいかないものなのかな?

  • メインの『お呼びだ、ジーヴス』の他に作者の覚書と短編小説が二つ収録されている。

    今回はバーティーが職業訓練学校に通っているため登場せず、バーティーの友人で零落貴族のビルにジーヴスがつかえている話。
    いつもどおりのドタバタ劇でありながら、バーティーといるときよりジーヴスがのびのびとしているように感じるのは気のせい?
    ミスしたり動揺したりいつもより親しみやすいジーヴスな気がする。

    それでも、「ウースター様がわたくしをご必要とされておいでなのでございます」や、「わたくしのいるべき場所は、あのお方のお側であると存じております」などと言ってるジーヴスにほっこりした。
    やっぱバーティーを大事に想ってくれてるんだね。

    と、思ったけど短編『ジーヴス、オムレツを作る』のラストは…。
    なんかバーティーには強気にでるんだよね。精神的にも物理的にも。

  • コレクション第12弾は番外編で、バーティーはお休み…ですが、短編「ジーヴス、オムレツをつくる」が入っています!

  •  
    ── ウッドハウス/森村 たまき・訳《お呼びだ、ジーヴス 20110124 国書刊行会》0101
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4336053006
     
    “Wodehouse Collection”ISBN 978-4-336-05300-8 / Cコード 0097
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/19750214
     若旦那と執事 ~ ジーヴス&バーティー ~
     
     大好評シリーズの番外編。自活への道を模索すべく職業訓練学校へ
    通学するバーティーは今回はお休み。ご主人不在のなかで、天才執事
    ジーブスの今回の活躍はいかに? 短篇「ジーブスオムレツをつくる」
    他2篇も収録。
     
    (20181023)
     

  • バーティーがいないせいか、ジーヴスまでちょっと冴えてない!いつもと少し違う感じだったけど、いつもと同じように楽しかった。

  • 財政難に陥っている伯爵ビルと、執事(紳士お側付きの紳士)ジーヴスの話。他に短編も一つ。

    今回はバーティーが学校に通っていて、やむなくジーヴスは違う人の所へ就職している。婚約しているのにお金がなくて困っている没落貴族、姉夫婦、大金持ちの未亡人、危険なハンター、デティールは違えどおよその筋は安定して同じ。ピンクの口ひげをつけたかと思えばパジャマの色に苦言を呈しつつ、場を上手く納めてしまうという、ジーヴスあっての貴族の方々。
    それにしてもジーヴスはバーティーのことお気に入りだな。と言いながら短編の方では「卵を割らずにオムレツは作れない」ときっぱりしてるし。楽しい組み合わせだ。

  • バーティが職業訓練学校に通うため、バーティの友人のところで働くことになったジーヴス。バーティ不在の外伝。

    バーティがいないジーヴスは、普段より羽目を外しているような感じ。おもしろいけれど、やっぱりバーティに仕えていてほしい!

  • バーティが不在のため、没落貴族ロースター伯爵に雇われているジーヴス。上流階級の恋とお金の問題がこじれて、スープにどっぷり漬かっているのはあいかわらずだが、今回は舞台が大戦後なので困窮っぷりがシビアである。
    いつもはジーヴスの知恵でスカッと解決するが、今回の彼は取り乱すことも多く、ちょっと滑稽な役回りだった。楽しく笑えるお話。

  • ジーヴス作品の中でイレギュラーなバーティーの出てこない作品。
    バーティーの代わりにロースター卿が次から次へと期待以上にスープに浸かっていく。
    期待は裏切られない。いや、期待は期待以上の笑いで裏切られたと言うべきか。

  • 第12弾は番外編でバーティーが出ない話なのだとか。
    さみしいことだがどことなくホッとした気分にもなったり。
    いつか必ず読むことでしょう。

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