なぜ宮崎駿はオタクを批判するのか

著者 :
  • 国書刊行会
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感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336053596

作品紹介・あらすじ

なぜパズーはハトを飼っていたのか。なぜムスカは手帳に頼るのか。なぜソフィーは帽子屋なのか。なぜサリマンは温室のなかにいるのか――宮崎アニメーションに見られる対比、対立の論理をあざやかに読み解き、アシタカがサンに投げかけた言葉「共に生きよう」の意味の広がりを展望する。

感想・レビュー・書評

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  • 宮崎作品を対比や共生といったテーマで読み解き、宮崎本人の思想の反映を作品内に見出している。レヴィ・ストロースや神話的構造が持ち出されるも、平易な文章で記述されているため、映画分析に興味がある方であれば誰でも楽しめる。

  • 文が読みにくいし、内容が薄い。残念。

  • ポニョや千と千尋の神隠しなど、ジブリのアニメにユング心理学のモチーフがかなり隠されているというのは、良く知られた話だけど。
    ジブリのアニメの世界をユング心理学をベースにして、いろいろ深読み解釈を試みた映画批評。
    ジブリ作品のファンには、結構たまらないエッセイかも。

  • スタジオジブリアニメが大好きな私ですが
    ここまで深く場面場面を読み込む著者に脱帽。

    興味深かったのは「共生」のくだり。

    ナウシカ、ラピュタ、カリオストロ
    それにトトロもそうだけれど
    「自分と違うもの」との間の取り方や
    お互いの距離感について私なりに
    納得して関係性を整理していたつもりだったけれど

    ただ「もののけ姫」は
    私の手に負えなかった。
    誰も悪くない。
    皆それぞれの生き方と生きる場所があり
    簡単に一言で片付けることは出来ない。

    その関係を「共生」のさまざまな形として
    整理して見せてくれた。
    ふっと腑に落ちる感じを味わった。

    題名の
    「オタク批判」は
    実はバーチャルな物に対する、宮崎駿の
    昔からの主張を指している。
    これについては、
    養老毅さんとの対談本「虫目とアニ眼」で
    主張されていることなので目新しさはなかった。

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著者プロフィール

1958年東京都生まれ。東京大学教養学部卒業。中央大学文学部卒業。思想史。
著書に『日本人はなぜ脳死・臓器移植を拒むのか』(新曜社、1992年)、『小林秀雄とは誰か―断ち切られた時間と他者』(洋々社、1999年)、『西洋哲学の背骨―知っておきたいプラトン、デカルト、カント、サルトル』(新曜社、2006年)、『なぜポニョはハムが好きなのか―宮崎アニメの思考』(洋々社、2009年)、、『なぜ宮崎駿はオタクを批判するのか』(国書刊行会、2011年)、共著書に『20世紀を震撼させた100冊』(出窓社、1998年)、共訳書にメルキオール『現代フランス思想とは何か―レヴィ=ストロース、バルト、デリダへの批判的アプローチ』(河出書房新社、2002年)などがある。

「2016年 『宮崎駿の「半径300㍍」と『風立ちぬ』』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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