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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784336054388
作品紹介・あらすじ
ポルノ小説の執筆で生計を立てる僕は、ある晩、ダンスホールで出会った女性と一夜を共にし、恋愛感情もないまま関係を続け妊娠させてしまう。
現実を受け入れようとせず、関係を断とうと女性に対して冷淡な態度で接する一方で、入退院を繰り返す伯母は不治の病に体をむしばまれていた。
そんななか、伯母の入院している病院の看護婦とダンスホールで出くわし、僕の感情は大きくゆさぶられる。
愛と欲望、生と死がからみあうこの世界で僕が行き着く先は――
感想・レビュー・書評
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アイルランドでは、基本的に離婚と堕胎はタブーらしい。法的に離婚が認められたのは1995年のことらしい。人工中絶は国民投票で否決。
このこと自体は特にどうこう言うつもりはない。各国で宗教的・文化的事情があるだろうし、その違いを認めるのも拒絶するのも、その人の自由だろう。
ただ、この小説を読む前にそういう背景だけは頭に入れておいた方がいいと思う。
ポルノ小説を書くことを仕事とすることの虚無と、それと相反するようなその小説中の性描写の濃厚さ。ロンドンという外部の世界との間を行き来しながら体験する生と死、入り組んだ人間関係。そして相変わらず自分の居場所で自分の生業を続けるしかない男の姿。
ひとりの男の姿からアイルランドという国の姿が見えて、読者の視界が開けてくる気分がする。それが読書の醍醐味だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アイリッシュの今は亡き小説家
ポルノ作家と小説と実際の生活
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