スピリチュアリティにめざめる仏教生活: 瞑想技術としての現代仏教

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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336057396

作品紹介・あらすじ

今、瞑想技術は、心と体のバランスのくずれ(心身分離)から生じるストレスを解消する技術として、世界的に高く評価されています。瞑想には禅やヨーガなどさまざまな種類がありますが、瞑想技術という観点に立てば、その目的は健康的に生き、健康的な死を迎えることにあります。仏教を人間行動科学の視点で定義すれば、「お釈迦さまの瞑想体験そのもの」となります。ところが、伝統的に瞑想技術を担ってきた日本の宗派仏教は、現代では哲学にかたよってしまい瞑想どころではなく、仏教生活を忘れたために身体感覚に気づけなくなっています。
 本書の目的は、心身統合法としての人間行動科学の知見で瞑想技術を再評価しながら解説し、実習することにあります。仏教の瞑想プロセスを「情動コントロールの技術」と位置づけて古典的な仏教の瞑想法と比較しながら、心身統一を誘導するための理論的な解説と、実際に即した技術的な解説を試みています。実習は1日10分程度ですので、ぜひ試してください。
 瞑想はただ実習するだけではダメで、それを支える「仏教生活」がとくに大切です。仏教生活に支えられることで、はじめて瞑想がただしく誘導されるのです。これまでの瞑想論のように瞑想を実習しているだけでは、わたしたちの心のなかに眠っている健康的な意識感覚には気づけません。ただしい瞑想状態を誘導して健康的な意識感覚に気づくには、着衣喫飯にわたる生活術をとおして身体感覚を観察する「仏教生活」によって、利己的な欲望を離れて心身を養う「肯定的な生き方」が重要でなのです。悩みの原因を人のせいにするのは「心のくせ」です。なるべく早寝早起きをし、洗面や歯磨きはていねいに、月に1度の半断食で過食気味の食生活を調整しましょう。
 本書は、心身分離社会に生きるわたしたちが「ストレスを受け流」し健やかに生きるための、理論と実践をかね備えた1冊となることでしょう。

著者プロフィール

1951年、東京生まれ。立正大学仏教学部卒、同大学院文学部修士課程修了、南カリフォルニア大学大学院日本校博士課程人間行動学科修了。「『天台小止観』の心理学的、生理学的研究」で米国カリフォルニア州公認カリフォルニア大学「人間行動科学博士(Ph.D.)」。遠壽院大荒行堂第五行成満、同副伝師となる。日蓮宗釈迦寺住職。著書『仏教の身体技法――止観と心理療法、仏教医学』『寺と仏教の大改革』ほか。

「2013年 『スピリチュアリティにめざめる仏教生活』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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