ウィザードII (ウィザード・ナイト)

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  • Amazon.co.jp ・本 (479ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336059574

作品紹介・あらすじ

とうとう全面戦争に突入したセリドン王国と巨人族。気高き騎士エイブルはディシーリへの愛を胸に、イドゥン率いる女巨人たちと共にアンガーボルンと戦いながら、アーンソール王宛ての伝言を届けるべく王宮へ赴く。謁見のために武芸大会に参加する日々をへて、ようやく王と対面したエイブルを待ち受けていた苛酷な運命とは? 〈五つの定め〉の謎めいた予言、〈失われた愛の部屋〉の幻惑、〈龍の戦士〉の出現、魔力を秘めた〈大兜〉、幽霊騎士と屍騎士との激突、そして壮絶な〈川の戦い〉――立ちはだかる危機を前に、ヴァルファーザーとの誓いを破るときがついに来るのか。多くの歌と物語になりし伝説、堂々完結!

感想・レビュー・書評

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  • 『ウィザード・ナイト』後半。主人公エイブルが不在の間様々なキャラクターが交代で話の中心となり、それぞれの思惑が入り乱れる一触即発の権謀術数劇が展開されるじりじりとするようなⅠを過ぎると、後は怒涛の展開で主要登場人物が一堂に会しての大活劇が繰り広げられ多くの謎が解き明かされる。まあそこはウルフだけに謎が謎を呼んだりするんだけどね・・・。さらには訳者あとがきの用語解説から知る作品背景の広さ深さに浅学菲才の身としては軽くめまいを覚える。
     何はともあれスケールが大きく非常に濃密な大作。オールタイムベスト級だろう。

  • 〈ウィザード・ナイト〉第4巻。
    濃密な王道ファンタジーもこれで完結。非常にエネルギッシュな内容だったので、読み終えた後は妙な達成感があったw

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著者プロフィール

1931年、アメリカ・ニューヨーク生まれ。兵役に従事後、ヒューストン大学の機械工学科を卒業。1972年から「Plant Engineering」誌の編集に携わり、1984年にフルタイムの作家業に専心するまで勤務。1965年、短篇「The Dead Man」でデビュー。以後、「デス博士の島その他の物語」(1970)「アメリカの七夜」(1978)などの傑作中短篇を次々と発表、70年代最重要・最高のSF作家として活躍する。その華麗な文体、完璧に構築され尽くした物語構成は定評がある。80年代に入り〈新しい太陽の書〉シリーズ(全5部作)を発表、80年代において最も重要なSFファンタジイと賞される。現在まで20冊を越える長篇・10冊以上の短篇集を刊行している。

「2015年 『ウィザードⅡ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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