新編・日本幻想文学集成 第2巻

制作 : 富士川義之  池内紀  種村季弘 
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レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (712ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336060273

作品紹介・あらすじ

◎小説なのかエッセイなのか? 虚実のあわいを縫う迷宮

澁澤龍彦[1928-87]富士川義之編
虚空に飛ぶ能力を持った蹴鞠の名人の物語「空飛ぶ大納言」。魔道によって中国の皇帝が画の中に生きた自分の姿を見る「桃鳩図について」。ほか、「鳥と少女」「犬狼都市」「エピクロスの肋骨」「ダイダロス」「都心ノ病院ニテ幻覚ヲ見タルコト」「鏡と影について」「女体消滅」「画美人」「護法」全11編。

吉田健一[1912-77]富士川義之編
奇想天外な食物幻想譚「饗宴」。飲み屋で偶然知り合った大男が突然大亀に変身する「海坊主」。ほか、「空蝉」「道端」「或る田舎町の魅力」「逃げる話」「沼」「邯鄲」「ホレス・ワルポオル」「酒の精」等全11編。

花田清輝[1909-74]池内紀編
中世室町時代を舞台にして、考証と空想のはざまを自在に往還する「伊勢氏家訓」「開かずの箱」。数に取り憑かれた青年の話「七」。ほか、「林檎に関する一考察」「歌」「海について」「ものぐさ太郎」「石山怪談」「鏡の国の風景」「『ドン・キホーテ』註釈」「テレザ・パンザの手紙」等全16編。

幸田露伴[1867-1947]種村季弘編
夢の中の生と生の中の夢が迷路の中で呼びかわす「土偶木偶」。魔界ファンタジー「新浦島」。ほか、「望樹記」「雪たたき」「ウッチャリ拾ひ」。「神仙道の一先人」「芳野山の仙女」等のオカルト随筆3編も収録。

感想・レビュー・書評

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  • 第2巻は『エッセイの小説』。
    収録作家は澁澤龍彦、吉田健一、花田清輝、幸田露伴。
    何となく前半と後半で作風がきっぱり別れているような1冊だった。特に花田清輝はかなり『エッセイ』寄りで、小説という気はしない。まぁ吉田健一という特異な文学者が入っているので、この1冊の印象を一言で表すのは難しい。

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著者プロフィール

1928年東京生まれ。東京大学仏文科卒。フランス文学者、エッセイスト、小説家、翻訳家。マルキ・ド・サドやジョルジュ・バタイユの著作の翻訳・紹介をする一方、人間精神や文明の暗黒面に光を当てる多彩なエッセイを数多く発表。晩年は小説を発表するようになり、遺作となった『高丘親王航海日記』は第39回読売文学賞を受賞した。1987年没。

「2018年 『ドラコニアの夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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