新編浮世草子怪談集 (江戸怪談文芸傑作選)

  • 国書刊行会
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784336060358

作品紹介・あらすじ

東雅夫氏、ロバート・キャンベル氏推薦! 
妖しくも豊沃な江戸の怪談文芸の世界へと誘う選集。
第一巻は浮世草子時代の怪奇譚の佳品三作を集成。
因果応報にまつわる物語をあまた蒐集した奇譚集の至宝『玉櫛笥』『玉箒子』、子を失った母親の悲しみを御家騒動や天狗譚の筋立てを交えて描いた隅田川物伝奇長編の傑作『都鳥妻恋笛』。

感想・レビュー・書評

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  • 『玉櫛笥(玉くしげ)』『玉箒子(玉ははき)』:江戸時代(元禄の頃)に書かれた、怪談、説話、縁起物語の奇談集。解説で典拠一覧も有り。
    『都鳥妻恋笛』:世阿弥の能「隅田川」や「斑女」、近松の「双生隅田川」など複数のネタをミックスして組み上げた物語。
    →歌舞伎、河竹黙阿弥の「都鳥廓白浪」(忍の惣太)もこの流れを組む作品ですね。

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著者プロフィール

元金沢大学名誉教授(2018年2月没)。日本近世文学専攻。著書に『秋成論』(ぺりかん社、1995年)、編著に『秋成文学の生成』(共編、森話社、2008年)、『講談と評弾--伝統話芸の比較研究--』(八木書店、2010年)、『上田秋成研究事典』(共編、笠間書院、2016年)、『怪異を読む・書く』(共編、国書刊行会、2018年)など。

「2021年 『読まなければなにもはじまらない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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