リリアン卿 黒弥撒

  • 国書刊行会 (2016年10月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784336060952

作品紹介・あらすじ

美しく奔逸な青年貴族リリアンの放蕩の生を、オスカー・ワイルド事件や作家自身が実際に惹起した少年愛スキャンダル「黒ミサ事件」を元に描いた衝撃の問題作、ついに邦訳! 絢爛で暗澹たる耽美と退廃に彩られた、鮮烈で狂おしい愛と憎悪の物語。

感想・レビュー・書評

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  • スコットランド貴族の若者リリアン卿の背徳と放蕩の物語。いかにもドリアン・グレイ!な主人公の行状を見ているとこの人最後には破滅するしかないよね、とバレバレで、それは良いとしていかに美しく散るか、あんまり酷い最後だったらやだな、との点に興味津々なのでした。
    イタリア、ギリシアは当時の上流人の悪さし放題の楽園なのね。いまでもそうかな。
    主人公に魅せられ破滅する芸術家は不憫です。

  • 予想よりあっさりとした印象。でも好みの作風で読むのが楽しかった。いい。これは本当に好みとしか言いようがない。詩的。

  • お耽美である。後ろに羅列してある解説を照らし合わせて読む。読んでる時は別に「ふんふん。」ってな感じでやんすが。時間をおいて読書を再開する時にこの本をザッとイメージすると、ドサッと疲労感がくるのです。真夏の湿度にやられた、みたいな。多分今まで弊害されてきた性倒錯者の情念です。別に面白くなくもないので読み進めます。疲れますけど。

  • 本国では『鍵小説』と呼ばれているジャンルの逸品。『鍵小説=実話小説』で概ね間違いではないのだろうが、本書に関してはあまり現実という感じはせず、幻想小説のような趣があった。

    著者について、また、本書の成り立ちについては巻末にかなり長い解説がついているが、とにかくぶっ飛んだ人物だったようで、『事実は小説よりも……』というあの言葉を思い出す。
    これを瀟洒な装丁で邦訳出版してしまうのだから、国書刊行会は凄い。

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