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- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784336065391
感想・レビュー・書評
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21世紀イタリア短編アンソロジー。
2000年以降に発表された13人の作家による15の物語。うち11人が日本初紹介。
少年少女時代の記憶、移民・格差・人種問題、幻想的、メタフィクション的、風刺、寓話、、さまざまな作品がおさめられている。
個人的に印象に残った作品
「わたしは誰?」イジャーバ・シェーゴ
アイデンティティの確立への道が混沌とした夢の中で描かれているところがおもしろかった。
「隠された光」リザ・ギンズブルグ
別れた夫の様子が変わった理由について、それが何なのかはわからないけれど、それらから自分の身を守ったほうがよいと悟るところが印象的だった。
「捨て子」ヴァレリア・パッレッラ
この作品もよかった。それまでの生き方を変える強い決意、というものが描かれた作品。他の作品も読んでみたい。
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パオロ・コニェッティ読みたさに買ったが、パオロ・コニェッティやはりよかった。『ママの親戚』は吹いてしまった。
全体的には政治的なものが多かったかな。たまたまかもしれないが、日本の作家で今のアンソロジーを編んでも、ここまで主張が強くならないだろうなと思う。日本の作品ももっと主張が強くてもいいのにと思った次第。