塔本シスコ シスコ・パラダイス かかずにはいられない!人生絵日記

  • 国書刊行会 (2021年9月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784336065704

作品紹介・あらすじ

ありのままに、自分らしく描きつづけた自由な世界。人生を丸ごと絵日記のように描く日々。日常の暮らしと、身の回りのあらゆるものにそそがれる創造のエネルギー。心に宿る喜びや夢があふれ出す塔本シスコの世界。

寄稿-荒井良二・池田光穂・町田久美・森山開次

*2021年9月の世田谷美術館を皮切りに、熊本市現代美術館、岐阜県美術館、滋賀県立美術館を巡回する、「塔本シスコ展 シスコ・パラダイス」公式カタログ

【目次】
 はじめに
 「塔本シスコ展 シスコ・パラダイス かかずにはいられない! 人生絵日記」ノート(橋本善八)

◆図版
 第1章 私も大きな絵ば描きたかった-パラダイスへの第一歩
   「シスコさんの夜」(町田久美)
   シスコと家族たち
 第2章 どがんねぇ、よかでしょうが-熊本から大阪へ
   「シスコが花ひらく大阪のくらし」(鳥羽都子)
   山田池はシスコの楽園
 第3章 ムツゴロウが潮に乗って跳んでさるく-ふるさとの思い出日記
   「シスコ母さんの愛しき絵日記」(森山開次)
   「シスコのふるさと、そして子ども時代」(坂本顕子)
   シスコのおでかけ|熊本編
 第4章 私にはこがん見えるったい-あふれるシスコ・パラダイス
   「作品が物語るシスコ」(池㞍豪介)
   シスコの部屋
 第5章 また新しかキャンバスを持って来てはいよ-とまらないシスコ・ワールド
   「絵絵絵・日記 塔本シスコ」(荒井良二)
   「出会いとつながりから生まれた作品たち 塔本シスコと滋賀・京都」(古沢ゆりあ)
   シスコのおでかけ|関西編
 第6章 私は死ぬるまで絵ば描きましょうたい-シスコの月
   「シスコさんと猫のミーィへの頌歌」(池田光穂)
 第7章 シスコは絵をかく事シかデキナイのデ困つた物です-かかずにはいられない!

 インタヴュー|「シスコさんのことを聞く」
 塔本シスコ略年譜
 塔本シスコ主要参考文献
 塔本シスコ作品リスト

感想・レビュー・書評

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  • 塔本シスコ展 シスコ・パラダイス | 世田谷美術館 SETAGAYA ART MUSEUM
    https://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/special/detail.php?id=sp00206

    塔本シスコ シスコ・パラダイス|国書刊行会
    https://www.kokusho.co.jp/sp/isbn/9784336065704/

  • 2月20日日曜日の日曜美術館で熊本美術館で行われている「シスコ・パラダイス 塔本シスコ展」を取り上げていました。シスコさん、いま熊本に行っているんですね。自分が初めてシスコさんにあったのは去年の11月初め、世田谷美術館で、でした。なんで、行ったのだろう…環八沿いの美術館の「シスコ・パラダイス」の看板が圧倒的に鮮やかで引き込まれた気分は覚えています。テレビ番組では展覧会では見れなかった息子さんがホームビデオで撮ったシスコさんの創作スケッチがふんだんで、四畳半のこたつの上にのって大きなキャンパスに向かう姿とか、団地のスペースに自分で植えた花々のスケッチをする際についくちずさんでしまう歌とかに、もう愛おしさMAXになってしまい、世田谷で初対面の時に買っておいた図録を引っ張り出してきた訳です。「描かずにはいられない」という意欲そのものが、そのまま定着されているのがシスコアートの魅力ですが、図録で現物の迫力を反芻しながらページをめくると、彼女の描く絵(そして添えられた言葉も含め…)そのもののオリジナリティにもまた引き込まれてしまいます。描かないと生きていけない、というアールブリュットという存在を自分に教えてくれたのはヘンリー・ダーガだったりしますが、彼の内向性に比して、シスコさんの外向性は太陽のようです。そして孤独のうちになくなったダーガと、シスコのまわりにはシスコを愛する人々がいたことが二人の芸術の違いを作っているのかもしれません。それは、絵の中にもたびたび自分を登場させるシスコさんの自己肯定感のなせる効果である気がします。シスコさんの人生も大変だらけ。でもネガティブをポジティブに変換させる行為としてのドローイング。展覧会に行って、テレビ観て、図録読んで、そのたびに人生バンザイって、思ってしまいました。

  • 九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
    https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1378875

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著者プロフィール

1913(大正2)年、熊本県郡築村(現・八代市)に生まれ。
養父の傳八は、自身のサンフランシスコ行きの夢を託し、シスコと命名した。
シスコが9歳の頃、家業がかたむき、小学校を中退し奉公。
20歳で結婚。一男一女を得るが、46歳の時、夫が急逝。
心身ともに不調の日々から立ち直るなか、絵を描くことに心をよせていく。
53歳の時、油絵を描き始める。
身近な草花や動物から、子どもの頃の思い出まで、
純粋さを持ち続けながら、
「私は死ぬまで絵ば描きましょうたい」と絵筆を握り続けた。
2005年(平成17年)に91歳の人生を閉じた。

「2023年 『塔本シスコ 絵と絵と絵の人生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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