押川春浪幽霊小説集

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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336074409

作品紹介・あらすじ

明治時代に冒険小説というジャンルの先駆者として活躍し、日本SFの祖とされた押川春浪の作品から、とくに幽霊を題材にした「万国幽霊怪話」「幽霊旅館」「黄金の腕輪」「南極の怪事」「幽霊小家」の5篇を収録。当時の読者が夢中で読み耽った、西洋趣味と怪奇趣味がふんだんに散りばめられたキッチュな味わいを楽しむ。巻末に押川春浪関係年譜を付す。

【目次】
万国幽霊怪話
 変幻怪異の発端
 イタリア恐怖談 橙の花束
 ロンドン劇場の出火
 デンマーク城址の住人
 ロシアの髑髏奇談
 大西洋の人魚奇談
 インド洋中 海底の亡魂
 スイス山中の水車小屋
 ロシアの迷信嬢
 ネーブルス湾頭 何者の境墓ぞ
 シナ怪談 空中の白刃
 フランス 役者の生首
 セルヴィア国 属官の気死
 奇なる猫塚
 ギリシャ美人の逆埋
 梢の三尺帯の始末
 滑稽なるブランコ往生
 米国の鉄道怪談
 ベルギーの盲人の怨念
 イスパニアの黒装束
 ルーマニア怪談 白椿の一輪
 逆様の卒塔婆
 ブルガリアの怪樹
 コンゴー国にて 英国士官の横死
 怪殿の悪老婆
 オレンジ国の毒蛇
 怪の軍艦の影
 滑稽怪談 朧夜の三人
 悪婦の呪い
 山中の乱髪白衣
 オーストリアの死人娘
 幽霊の対盲人対策
 ナムセン河畔 空家の詩人
 動物電気の作用
 ブルガリアの化粧鏡
 ルーマニアの娘の墓
 スウェーデン理学士の幽霊奇説

幽霊旅館
黄金の腕環
南極の怪事
幽霊小家

 付録一 酒に死せる押川春浪
 付録二 余の見たる押川春浪
 付録三 押川春浪関係年譜

著者プロフィール

1876年(明治9)愛媛県松山生まれ。本名方存。日本キリスト教界の元老押川方義の長男。東京専門学校(早稲田大学の前身)在学中の1900年(明治33)、冒険科学小説『海底軍艦』(文武堂)を発表。多くの作品を残し、日本SFの祖と称される。また、雑誌『冒険世界』や『武侠世界』の主筆を務め、後進の作家や画家の育成に尽力。スポーツ社交団体「天狗倶楽部」を結成するなど、スポーツ振興活動も行った。過度の飲酒により、1914年(大正3)死去。

「2023年 『押川春浪幽霊小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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