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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784336074720
作品紹介・あらすじ
謎の生命体「こんとん」の取材記者として調査船に乗り込んだ男女。たどり着いた島=こんとんの上で、二人が見たものとは……。(「こんとんの居場所」)
防衛省のシステムに侵入した天才少年ハッカーが開いたのは、人類を"次の段階"に進める禁断の扉だった。人々が次々と人間の姿を失っていく中、ある親子が再会する。(「白い霧」)
それは滅びか、救済か――。
文藝賞受賞作『いつか深い穴に落ちるまで』(2018)、『孤島の飛来人』(2022)に続く、現代文学の異才による最新作品集!
◆赤坂真理氏、ラランド・ニシダ氏、推薦!
「退屈な日常から、非日常にグラデーションで少しずつ染まっていく感覚。読書の喜びの根源に触れた気がする」
ニシダ(ラランド)
「するする運ばれていくうちに思いがけないところにいて、たとえそれが破滅かもしれなくても、笑えてしまう。ああ、言葉にだけ可能な、こんな旅があるのだ」
赤坂真理(作家)
※収録作=「こんとんの居場所」「白い霧」
感想・レビュー・書評
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なかなかにへんてこ(異色)な小説を読んだな、というかんじ。表題作はある孤島の「こんとん」という謎生物との遭遇譚。ですがその生物が現れるまでなんだか長い。ようやく「こんとん」と会うとそこには…
天才ハッカーと世界の破滅を描く「白い霧」も面白い。 -
こんとんに向かっていくのが、自己から世界へと溶け込むのが、
死ということではなくて、生きることの延長にあるのが素敵だとおもう。 -
奇妙な三行広告の求人に応募した若者が、記者として採用され、船で南へと向かう。
取材対象とされる「こんとん」とは、『荘子』の渾沌に由来して名づけられた不可思議な存在。
若者はついに、こんとんの居場所へとたどり着く。そこでの体験は、生と死の境界を越えて凄絶なものだった。 -
無常感めいたものが根底にありつつ、幸福感も漂う、ような読み心地とのこと。
こんとん島、白い霧、どちらも程よいSF感が好き。他の作品も読んでみたい。 -
とっっっても不思議。
なんか不穏でなんか不思議でなんか素敵でなんか夢みたいでなんか現実的でなんな心地よかった。
評価が極端に二極化してるのも納得。
私は好き。どちらの話もなんか好き。 -
駄作の予感がして最後まで読めなかった
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なんか考えさせられる感じの奇妙な作品2編。
混沌とは物事が入り混じっている様子。混沌の中には一体何人が入り混じっているんだろうと。 -
《2024年読了ー21冊目》
『いつか深い穴に落ちるまで』
日本とブラジルの間に穴を空ける秘密プロジェクト!そして開通式のその日、海水パンツ一丁で穴に飛び込んだ建設会社子会社のサラリーマン
『孤島の飛来人』
仕事のため、横浜のビルの屋上から6色の巨大な風船を背負い小笠原諸島の父島を目指したサラリーマン
そして『こんとんの居場所』は島なのか生物体なのかも分からない混沌島の調査に向かう
ある25歳の男が主人公
山野辺さんの作品の主人公は、どの作品もまじめなのかお人好しなのか…そばにいたら「ちゃんと考えなさいよ!」ってお尻を叩きたくなるような男たち…(笑)
どう考えてもそんなことないでしょ!おかしいでしょ!笑ってる場合じゃないよ!と勝手に読者である私はヒステリックになってしまうのだが…
そのうちに目の前のことに真剣に取り組んでいる登場人物たちの不思議な世界につい迷い込んでしまう…
そして結局、プッと笑って「なんだ?なんだ?」と分からないまま読了してしまう…
もう!これだからやっかいだ…(笑)しばらく作品に取り憑かれてしまう!
ふと、星空を見上げている時も…
月を眺めている時も… -
こんとんの居場所、白い霧
パムッ
よかったーー
著者プロフィール
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