デイゴの花 (語りつぐ戦争平和について考える)

著者 : 桜井信夫

• 国土社 (2012年2月1日発売)

感想・レビュー・書評

[コプ眠さんの感想 · 2022年12月27日]

沖縄の南側は戦場になり、逃げ回る若い女性。乳飲み子を連れていたが、そのうち乳が出なくなり、赤ん坊は泣きやまなくなる。そうなると、待っている結末は…。
沖縄で沢山みられたであろう戦争中の出来事がひとりの女性の目線から語られるので、今の子たちにも読みやすいのではないだろうか。日本兵が酷いことをするシーンもしっかり書いてあり、沖縄でどんな事が起こったのか、本編107ページで読める。早くて二年生から。基本は中学年向け。
沖縄旅行を小学生とするなら、簡単に読めるので読ませてから行くのはオススメです。1985年刊行の新装版。

[猫武炸成さんの感想 · 2013年1月26日]

2013年1月26日

装幀/石山悠子