好きのありかた LGBTだけじゃない!わたしの性

  • 国土社 (2022年11月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (48ページ) / ISBN・EAN: 9784337220034

作品紹介・あらすじ

思春期の読者が自分と他人の性を大切にしていけるよう、さまざまな性のありかたを学ぶことができるシリーズ。手にとるのが恥ずかしくない大きさやデザインを採用し、柔らかいイラストやマンガを通して、学校や友人関係などで生じる具体的な悩みや疑問を1つずつ丁寧に紹介していきます。第3弾のテーマは「好きのありかた」です。

感想・レビュー・書評

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  • 平易な言葉、柔らかいタッチの絵で描かれているので、入りやすい
    多様性って結局どんな感じ?ってのを、調べるとっかかりになれる。巻末に、さらに調べたい時にと他の本の紹介もあるのもGOOD。

  • イルカは特別な相手とは身体を触れ合ったり、呼吸を合わせて泳いだりする。その相手は異性とは限らない。そういう生き物はたくさんいる。人間も同じ。だけど、その「好き」のあり方を馬鹿にしたり問題視したりする動物は人間だけ。

    あなたの「好き」はどんなかたち?
    「好き」のあり方に決まりなんてない。
    自分の好きのあり方も、周りの人の好きのあり方もどちらも認めて大切にできますように。


    LGBTQについてとても丁寧に掘り下げて分かりやすく書かれている一冊。
    自分はアロロマンティックでアロセクシュアルでヘテロロマンティックでヘテロセクシュアルだと思って今まで生きてきました。しかしより深く掘り下げていくと、その好意の示し方や好きのあり方、どこを目指すのかを考えた時に、自分のことをこうだと思っているのは、実は置かれた環境に左右されている部分も多いのではないか?という考えがふと頭をよぎりました。
    自分の子どもの頃と比べて、今はそういった環境操作という部分がだいぶ薄れているのもあり、その分より細分化されてきているのだなあと感じています。元々あったけれど蓋をされてきたものが露見されてきて、じゃあそれに対応していくにはどうするのがいいだろうか?を考えさせられる一冊でした。
    子ども達は私の生きてきた時代とは全く別の時代を生きているので、次世代を育てている身としてこういった情報はきちんと取り入れていく必要があると強く思います。
    一貫して伝えていることは、自分とは違う考え方や生き方を馬鹿にしたり否定する権利は誰も持っていないということ。

  • 国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→
    https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11538067

  • 第1章 好きってなんだろう
    第2章 みんなが気持ちよく過ごすために
    第3章 性の多様性ってなんだろう

  • すごくわかりやすいし、イラストも多く読みやすい。勉強になる。

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著者プロフィール

臨床心理士、公認心理師。GID(性同一性障害)学会理事。明治大学文学部心理社会学科臨床心理士専攻准教授。医療機関等で性別違和のある子どもとその家族に対するカウンセリングを担当。2008年慶應義塾大学大学院社会学研究科教育学専攻後期博士課程単位取得満期退学。2010 年博士号(教育学)取得、日本学術振興会特別研究員PD に採用。2011 年トロント大学留学。2013 年より立教女学院短期大学現代コミュニケーション学科専任講師。2018 年より明治大学文学部心理社会学科臨床心理士学専攻准教授。

「2023年 『性役割/性別表現』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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