詩の授業: 子どもが生きることばが生きる (国土社の教育選書 18)

著者 :
  • 国土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784337661189

感想・レビュー・書評

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  • 小学校教師を目指していて国語科の教授におすすめしてもらった本

    教師になったとき詩の授業をこういった風にしたいと思った本でした。

    むしろこういう風に授業してもらっていたら、もう少し詩に興味を持てていたと思い、してほしかった授業。

  • ビデオに収めた教師による詩の授業を鑑賞して、
    専門家たちが意見を述べる…といった内容が文章化されたもの。

    詩というのは、ずっと取っ付き難かった。
    授業では暗唱させられることが多く覚えてはいるものの
    な〜んか掴めない。

    イッタイなんなんだか。。

    そこで、専門家たちの詩との付き合い方が知りたいと思い読んでみた。





    あぁ、そうか…と、なんとなく納得。
    詩は理解しようと思うからいけない。
    作者の真の意図を汲もうとするからいけない。

    そうではなくて、
    ●曖昧さや深みを味わうことが何より重要なんだそうだ。



    そっかー!!クラシック音楽や絵画と同じ部類だ。
    文字を追ってたから意味不明だったんだなぁ。

    人それぞれの解釈が全て正解。
    文字を固定せずに、解き放すカンジ。

    小学生用や大人用の詩なんかの区別がある鑑賞方法は誤りなんだ。
    そんな制限なんて一切ない世界なんだ。





    前にTVを見たとき、谷川さんは「詩を理解しようとしないで、あじわってほしい」「花を受け取るように詩を受け取ってほしい」と仰っていた。

    んん、この本を読んでその意味が分かった気がする。





    にしても、谷川さんって…おとぼけに見えて、イロイロ分かっていらっしゃる。

    すごい。。

  • 分類=詩・からだ。88年5月。

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著者プロフィール

1931年東京生まれ。詩人。1952年、21歳のときに詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来、子どもの本、作詞、シナリオ、翻訳など幅広く活躍。主な著書に、『谷川俊太郎詩集』『みみをすます』『ことばあそびうた』「あかちゃんから絵本」シリーズ、訳書に『スイミー』等がある。

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