- Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
- / ISBN・EAN: 9784337680029
感想・レビュー・書評
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大村はまさんの著作は、どれも背筋が伸びる思いがします。教える立場として自分を振り返って、自分のやっていることを真摯に見直して行かなければと思わせられる。
国語の先生らしく、一つ一つの言葉が丁寧で美しい。
ふわりと優しい言葉遣いなのですが、その内容は、一教育者として厳しいもの。
教える人間が満足する授業ではなく、子供たちに言葉よ力をつけられるものかを評価していくこと。
少し成功すると満足してしまう自分が恥ずかしくなるくらい、自分の教育に厳しく、生徒のことを真剣に考えていらっしゃる。
自分が新鮮なように、教材を新たにする、教育のために苦しむことを厭わない態度を、自分自身も真似たい。
後半、単元学習に至るまで、また、本人が単元学習とは思わず自然にそこにたどり着いた理由について、語っているところがとても印象的だった。
その子に合った指導をする、苦しみながら一人一人に合ったものを作る。
今でもわすれてはいけない教える姿勢だと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今度やってみようと思える。
発想が新しい。
戦争という苦労の中から生まれたものなんだな。
戦わなくては。 -
見返しの詩を読むだけで価値のある1冊。自分の思いを美しい言葉で代弁してくれている。国語人として、かくも人の心を打つ言葉を紡ぎたいものである。
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表紙が違うけど。。。これかな。
単元学習について書かれている。
教科書で授業を進めることがほとんどであるが、表現力を養うための教材として単元学習が有効であるらしい。
教師もともにわくわくできるような、新鮮さがあるものを教材としていきたい。国語の授業を超えて、小学校の学習活動として応用も十分可能。
作文指導では、教師自らお話として、披露することが手本になるという。目からうろこ!
行事作文がおっくうだったのは、私の感受性に問題があるとおもっていたけど、だるいのはみんな一緒だったってことも知れて(笑)よかった。
苦手だったものを、生徒にはぜひとくいになってもらいたい。