- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784338006255
感想・レビュー・書評
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初版が1991年、ちょうど30年前、おれ6歳の時に出された大阪環状線を紹介する絵(写真)本。大阪から時計回りに回っていって、途中で出会う電車や風景の紹介がされている。
この本は電車が云々というより、ほとんど記録映像?記録写真?アーカイブ的な、今見るともうほとんど衝撃と言ってもいいくらいの写真や記述が見れるという面白さがあった。「今、大阪湾で工事が進められている関西国際空港が完成すると、この『くろしお』と同じ線路をとおって、新大阪から空港行きの電車が走る予定です。」とか。97年から6年間、環状線を使って、その後ずっと東京のおれからすると、まず全面オレンジの電車を見るだけで懐かしい感じがする。そして写真をちょっと眺めるだけでも分かる当時の感じ。掲示のフォントとか、女の人の服装とか。息を飲むのは「福島駅のすぐそばを走る阪神電鉄の電車」の写真。今は地下に潜ってるからこれはもう見れない。それにしても踏切を待つ車の感じとか、すごいなあ。弁天町の交通科学館って、今はもうないよなあ。(でも調べたら閉館は2014年だからわりと「最近」まであったらしい。おれが行ってないだけか。東京の万世橋にある「交通博物館」は2006年だから、そっちのイメージとだぶる。)もっとこまかーく見ると、京橋の写真で駅の隣にあるビルの垂れ幕に小さく「EXPO '90」のマークがあるとか。だいたい表紙の環状線の正面にくっついているヘッドマークの「天守閣で夕涼み」ってなんだ、とか左の柱に書いてある「これより先見通し不良」って今もあるのかな、とか。おれが使ってた玉造の駅が飛ばされているのが少し残念だなあ。
という訳なので、当時の大阪を知る人にとっては、まったく電車と関係ないところで楽しむことが出来る本。これは図書館で借りた本だけど、これを今、幼稚園や小学生と一緒に見る大人はなんてコメントしながら読むんだろう、と思った。(21/03/09)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大阪は土地勘がないのでサッパリわからない。息子も大阪には1回しか行ったことがないのに、なぜか彼の方が駅名とか路線をよく知ってた。