ひろしまのピカ (記録のえほん 1)

著者 : 丸木俊
  • 小峰書店 (1980年6月1日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784338022019

ひろしまのピカ (記録のえほん 1)の感想・レビュー・書評

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  • 夏休み、子供達と一緒に。読み語りを聞きながら、息子は怖いからもうやめてと目を背けようとした。辛いけれど読まなければ、知らなければいけない本なんだよ。

  • 原爆の図を観たことがあります。
    それはものすごい衝撃でした。
    地獄のような現実。

    この絵本の存在は前から知っていましたが、どうしても読めなかった。
    だけど、知らないことはなかったことになる、わけではない。
    逆に、知らないことの無責任を痛感せざるを得ない出来事が世の中に頻発している今こそ、意を決して読まねばならないのではないかと思いました。

    表紙は、髪の毛を逆立てて父さんを背負い、みいちゃんを抱えている半裸のお母さん。
    真っ赤な炎が三人を包み、みいちゃんの手には真っ赤なお箸。

    戦時中ではあったけれども、日常の、穏やかな生活を、楽しい朝ご飯の時間をおくっていたはずが、ピカッと恐ろしい光で全てが変わってしまう。
    炎の赤。
    土気色した人々。
    地獄のような光景。

    “おとされた原子爆弾は、いっぱつでした。
    けれど、かぞえきれないおおぜいのひとがしに、そのあとでもぞくぞくとしんでゆきました。”

    みいちゃんはいつまでたっても7歳のまま、ちっとも大きくなりません。
    ピカの時に飛んできたガラスに破片が今でも体に埋まっていて、かゆくなるとお母さんがピンセットで抜いてくれます。

    その時だけではない苦しみ。
    死んでも死ななくても、苦しみは襲う。

    “「ピカは、ひとがおとさにゃ、おちてこん」”

  • ヒロシマの原爆について描いた名作絵本。
    力のこもった絵が、大人にも子どもにも訴えかけてくる。
    特に、少女(みいちゃん)が持ち続ける赤いお箸が、日常生活の象徴ともなっている。それを、あっという間に切り裂いたのが、一発の原爆だった。
    「人がおとさなければ、おちてこん」とは至言だけれど、そこに至るまでの経緯を考えておかねば、とも思う。
    戦争に駆り立てたのは誰か。それを、止めることができなかったのは、どうしてか。その結果として、原爆を落とす決定がなされるが、その岐路となるのは、どこだったのか。
    北朝鮮の脅威が声高に喧伝される「今」、どう生きていきたいのか、どんな社会を目指したいのか、もっと真剣に考えて、声を上げるべきなのではないか、と思う。

    あとがきに、これは、ある日、出会った被爆者の婦人の話を元にしているとのことでしたが、この少女は、この後、本当にどうなったのだろう、と思います。

  • ヒロシマ・ナガサキにまた暑い夏が来る。今年オバマ大統領の演説が聴けるとは思ってもいなかったけど、アメリカも国家として落とし前を付けたかったのだろう。本書にはリアルな絵がたくさんかかれ、いつ読んでも胸が痛む。綺麗な漫画みたいな現実感のない本よりも、多少汚い絵の方が現実に迫る。

  • 私の中にある原爆のイメージは全て、中沢啓治さんの『はだしのゲン』と丸木俊さんの『ひろしまのピカ』からいただいたものです。

    本書の初読は恐らく30年以上前ですが、全部覚えていました。
    お芋が入った桃色のご飯も、羽が燃えて飛べなくなったツバメも、お婆さんからもらった麦のおにぎりも、いつまでも頭皮の中から出て来るガラス片も。

    中でも強烈に印象に残っているのは、みいちゃんが握りしめていた真っ赤なお箸。
    表紙にも描かれ、瓦礫やご遺体の中を逃げ惑う時にも海辺で眠る時にも、ずっとみいちゃんの手の中にあるお箸の赤色は、恐ろしい炎の色とはまた違い、私の脳裏に焼き付き続けています(恐らく、死ぬまでこの記憶が薄れることはないと思う)。

    夫を担ぎ娘の手を引いて死にもの狂いで走るお母さん。
    死んでしまった赤ちゃんを抱いたまま川に入って行ったお母さん。
    小さな子どもを守るように覆い被さったまま動かなくなっているお母さん。
    ああ、こんなにもたくさんのお母さんが描かれている作品だったのだな、と、再読して改めて胸に迫るものがありました。

    自分のためにお借りした絵本でしたが、読んでいる私の手元を覗き込んできた2歳の娘は、意味がわからないなりに恐れているようでした。

    それでいい。これはものすごく怖いものだから。

  • 事実関係の記述が正確。最後のあとがきでのおばあさんの叫びに胸が付かれた。そういう経緯でこの本は魂を与えられたのか。

  • 小学生のときに読んだ本の中で印象に残っている作品の一つです。

    本作以外もですが戦争に関する書物(主に絵本)を道徳や戦争学習の時間に教材として使ってくれた先生に感謝しています。

    この作品を読むことによって恐怖を感じ子もいると思います。

    しかし、かつて戦争があり、日本は原爆を投下されたという事実を忘れてはいけないのではないでしょうか。

    ただ低学年には少し早いかもしれません。

    ぜひ、高学年の子は読んでもらいたいです。

  • くもんBⅠ推薦図書

  •  戦争ってこわい。むなしい。最後の一文を読み、今の世界情勢のことを考えた。誰かが落とさないと爆弾は落ちてこない。

  • 有名なのに読んだことなかった

    こんなの落とすのはほんとにまちがってる
    って思った

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