みなまた海のこえ (記録のえほん (2))

著者 :
  • 小峰書店
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  • / ISBN・EAN: 9784338022026

感想・レビュー・書評

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  • 絵本だけども、こどもには難しいかなぁ。
    失われたものが美しすぎて涙が出ます。

  • 民話の要素を取り入れた水俣の物語。
    方言で語られるので,読みづらさはあったけれど,忘れてはいけないことだから大切にしていきたい絵本。
    あとがきまで読んで,水俣で起こった悲劇を再確認。

  • この本を原作にした合唱曲を唱ったことがあります。
    本を読みながら、音が蘇りました。
    鄙びた村が工場建設によって開かれていく様子、それに伴い破壊されていく自然、その自然に寄り添って暮らしていた人と生き物たちの想い、公害病に苦しむ人々の姿、家族が亡くなって残された人の想い…。
    文からも十分伝わってくるものがあるのですが、それぞれのページの絵も語るものがあります。
    繰り返してはいけない物事を思いながら、今現在も破壊されつつある環境のために、自分の出来ることを少しでもしなければと思いました。

  • 水俣の悲劇伝える命の叫び

  • 分類=環境問題・公害・水俣病。82年1月。

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著者プロフィール

1927年、熊本県天草郡(現天草市)生まれ。
1969年、『苦海浄土―わが水俣病』(講談社)の刊行により注目される。
1973年、季刊誌「暗河」を渡辺京二、松浦豊敏らと創刊。マグサイサイ賞受賞。
1993年、『十六夜橋』(径書房)で紫式部賞受賞。
1996年、第一回水俣・東京展で、緒方正人が回航した打瀬船日月丸を舞台とした「出魂儀」が感動を呼んだ。
2001年、朝日賞受賞。2003年、『はにかみの国 石牟礼道子全詩集』(石風社)で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2014年、『石牟礼道子全集』全十七巻・別巻一(藤原書店)が完結。2018年二月、死去。

「2023年 『新装版 ヤポネシアの海辺から』 で使われていた紹介文から引用しています。」

石牟礼道子の作品

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