魔法使いの伝記 (文学のひろば 13)

著者 : 佐野美津男

• 小峰書店 (1981年8月20日発売)

感想・レビュー・書評

[kuroinohosさんの感想 · 2018年2月16日]

ゴールデン∴ドーン系の魔術結社、それで使はれるエレメンタルによる符丁、それを主宰するナカトミフジとその孫娘ナカトミヨーコ　
　藤原氏は折口信夫説で、貴人へなんぞを付けて聖別する職業だったさうである。作者はそれを、ざっくりな形で、しかも良い子向けに、使ふ。トリネコぢゃねえやトネリコも北欧神話で登場する霊木である。濃いなぁまう。

[Cloverさんの感想 · 2013年10月22日]

子供の頃に読んで忘れられなかった本です。
20年振りぐらいに読みました。
大人になった今、読んでも独特の雰囲気があって面白かった。児童書にありがちな夢や希望でキラキラしてる、って感じでは全くありません。魔法使いや魔法使いになる方法を淡々と語っています。なのに、ぐいぐいと引き込まれる魅力があるのはなんでだろう。
ちょっと不思議の国のアリスに似てるかも？

この本はずっと探していたのに見つからなかったのですが、ブクログの談話室に投稿（http://booklog.jp/q/5604）したら速攻で教えていただきました。ネットには賢者がおられる。感謝です。ありがとうございました。

[ＭＡいこさんの感想 · 2006年1月9日]

図書室（珍しい）で読みました