- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784338081320
感想・レビュー・書評
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大縄跳びがうまくできない女の子の話ですが、よく描かれた作品ですね~。見えないものが見えてくる時がきっとあるのですね。
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りっちゃんは縄跳びの「おおなみこなみ」が上手く飛べない。
弟のアキオはちゃんと飛べるのに。
最近では縄を回す方に回った方が安心出来るほど。
今日は歯医者だったので帰りにみんなが遊んでいる様子を見掛る。
入れてほしかったけれど、下手だから一緒に入れてとは言えずにその場を離れる。
そのまま歩いて海に出てうとうとしていると、気が付くと目の前で白いうさぎたちがおおなみこなみをやっている。
おおなみ こなみ
ぐるっとまわって
うさぎの目
でも、1匹だけ上手く飛べずに元気のないうさぎがいる。
りっちゃんは見ているうちに思わずがんばれ、と声を掛けてしまう。
驚くうさぎたちだけれど、下手なうさぎはりっちゃんと一緒になって縄を飛ぶ。
そこへ、アキオたちの声が聞こえ、うさぎたちと縄跳びをしていたことを言おうとすると、うさぎたちの姿はもうなく、遠くの白い波にうさぎたちが走っていく姿が見えたのだった。
りっちゃんは勇気を出して縄跳びをしよう、と言うのだった。
そこまで下手じゃなくても引っ掛かったらどうしようと、ドキドキする縄跳び。
下手だったら尚更心臓に悪い。
不思議なうさぎたちのおかげで飛ぶことに怖気づかなくなったりっちゃん。 -
2011年7月12日