パーシーとアラビアの王子さま (新しいこどもの文学)

  • 小峰書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784338089289

感想・レビュー・書評

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  • 『パーシーと魔法の運動ぐつ』の続編。
    ウルフは、パーシー、ウッフェ、ヨーランと仲良く遊ぶようになっていた。しかしふたつ年上のラッセにパンを買わされたりもしていた。ラッセのことをパパに相談しようと部屋に行ったら、みつけた催眠術の本を読んで、催眠術が使えるようになったウルフ。催眠術を使っていじわるなラッセをやっつけたり、マリアンヌとキスしたり、楽しい日々を過ごしていた。
    しかし、親友のパーシーが、父親の商売がうまくいかなくなり別の町へ引っ越すことになった。
    そんなとき、パパの無線で話したサウジアラビアのタラル王子がウルフの家へたずねてくることになった。

    毎日が楽しくてなじんでしまったから、パーシーはみんなに嫌われようとする。そうでないと転校するのが淋しいから。 切ないね。

  • ウルフとパーシーが仲良くなって一年後。すっかり街に馴染んだパーシーだが、父親の仕事がうまくいかず転校することになった。別れが辛いパーシーは一生懸命居心地を悪くすることに徹した。ウルフとももうあんまり遊ばない。そんな時、アマチュア無線にはまっているウルフの父がアラビアの王子様と交信をし、ウルフの家に遊びにくることになった。
    パーシーのいじらしい行動に涙がちょちょぎれました。1巻での素っ気なさや斜に構えた様子は、いつか転校することが分かってたからだったのか。ウルフとの友情が芽生え、他の友達もできたパーシーの辛さがちゃんと描かれています。ああ泣けちゃう。こういうのに弱い。どうしようもないことに直面して本当の気持ちとは裏腹な行動をするところ。

  • 2巻は読まなくていいやと思ってたのに
    アラビアの王子
    につられた・・!

    きてるなーわたしの中でアラビアブーム・・

    ウルフの親友のブラインド売るお父さんの息子のパーシーが
    引っ越しちゃう話
    でもアラビアから王子様がきて
    ブラインドを大量購入して
    めでたしめでたし

    キスは早い気がするなーおじさんは^^;

  • 『パーシーと魔法の運動ぐつ』の続編。パーシーが転校してきて一年。パーシーはすっかり街になじんでウルフとも兄弟同然の友達です。でもお父さんの仕事でパーシーにまた転校のはなしが……。つらい別れが嫌で、一生懸命いごこちを悪くしようとするパーシー。今回もとても楽しいです。

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著者プロフィール

スウェーデン、ストックホルム生まれ。現代スウェーデン児童文学を代表する作家。リンドグレーン賞などさまざまな賞を受賞していて、日本でも多数の作品が翻訳されている。著書に『おじいちゃんの口笛』(ほるぷ出版)、『シロクマたちのダンス』『夜行バスにのって』(偕成社)、『ちいさくなったパパ』(小峰書店)、『パパが宇宙を見せてくれた』(BL出版)などがある。

「2024年 『難民を理解する絵本(全2巻)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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