キリンさん (まど・みちお 詩のえほん 2)

  • 小峰書店 (1998年1月1日発売)
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本 ・本 (27ページ) / ISBN・EAN: 9784338135023

感想・レビュー・書評

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  • まど・みちおさんの詩の絵本ですね。
    絵は、南塚直子さん。

     動物の詩が十三篇に、南塚直子さんの銅版画が美しくファンタジーな世界で飾ります。

         『くまさん』

      はるが きて
      めが さめて
      くまさん ぼんやり かんがえた
      さいているのは たんぽぽだが
      ええと ぼくは だれだっけ 
      だれだっけ

      はるが きて
      めが さめて
      くまさん ぼんやり かわに きた
      みずに うつった いいかお みて
      そうだ ぼくは くまだった
      よかったな

          『キリンさん』

      キリンさん
      キリンさん
      くびが
      さむくは ないですか
      そらを
      かぜが ふいて

      キリンさん
      キリンさん
      くもの
      マフラー しなさいよ
      そらに
      ひとつ かりて

         『はるの さんぽ』

      どこも かしこも いちめんの
      なのはな レンゲソウ

      ほら あそこを のそり のそり
      ウシが あるいているでしょう

      あれは
      のそりのそりに ウシかま のって
      ウシに そよかぜが のって
      そよかぜが ヒバリが のって
      ヒバリに おひさまが のって
      五人のりの サーカスが
      のそり のそり のそりと
      はるの さんぽに
      でかける ところですよ

      のはらの ずっと むこうの
      やまびこさんの おたくのほうまで

     まど・みちおさんのやさしい夢みるようなメルヘンの詩編に心洗われます。
     いいですね♪
     詩編のリズムに合わせて心も弾みます(=^ェ^=)

  • かわいい挿絵とリズムのよい詩に心ときめかすふみちゃんであった

  • 3-2 2018/02/21

  • いろんな動物のお話で楽しかった

  • ほのぼのとした絵と一緒に楽しむ
    まどみちおの詩
    どこから読んでもよい。
    その日のテーマで選んで、
    声を出して目と耳で愉しみたい。

  • 【図書館で】確か以前、読書メーターで、「まど・みちおさんの、『キリンさん』いいですよ。」と教えてもらったと思い出し、ちょうど見つけたので、図書館で読んでみた!確かにまどさんの詩だから優しい気持ちになりますが、私はやっぱり動物の詩だと『くまさん』が一番好きかな。

  • ぞうさん
    ぞうさん ぞうさん おはながながいのね
    そうよ かあさんも ながいのよ
    ぞうさん ぞうさん だれがすきなの
    あのね かあさんが すきなのよ
    この作詞家だったんだ!
    あそびましょ
    あそびましょって ぞうさんが きたらいいな わたしのいえに
    あそびましょって くまさんも きたらいいな わたしのいえに
    この詩もいいね~

  • わわわ!小学生のときに国語の本にあって印象的だった「くまさん」があってとても興奮した!まどみちおさんのうただったんだー!

    はるがきて
    めがさめて
    くまさん ぼんやり かんがえた
    さいているのは たんぽぽだが
    ええと ぼくはだれだっけ
    だれだっけ

    はるがきて
    めがさめて
    くまさん ぼんやり かわにきた
    みずにうつった いいかおみて
    そうだ ぼくは くまだった
    よかったな

    とてもかわいい!

    「ひよこがうまれた」は星が灯って花が咲いてみんな笑って中心にひよこのあかちゃんがいて賛歌らしいあたたかさがとてもよかった。ほっこり♡

  • やさしい詩と絵がとてもステキです。
    みているだけでほっとします。

  • 絵が素敵ですね。小3の娘は表紙を見て『うさぎのくれたバレエシューズ』の人だと見破っていました。

    南塚さんは、型染めなどをやってもいいだろうな。布にあいそうなテイストです。

    まどさんの詩の中では、「うさぎ」「ひよこがうまれた」「クジャク」がすごくいい。賛歌ってすごく大切なこころの持ち方、詩心の原点だと思う。

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著者プロフィール

詩人。1909~2014年。はじめての詩集『てんぷらぴりぴり』出版で第6回野間児童文芸賞。1976年『まど・みちお詩集』(全6巻・理論社で第23回サンケイ児童出版文化賞。同年、川崎市文化賞を受賞。「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」などの童謡詩で広く知られ親しまれている。


「2017年 『女声合唱組曲 ねこに こばん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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