口で歩く (おはなしプレゼント)

著者 :
  • 小峰書店
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本棚登録 : 70
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (94ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784338170062

感想・レビュー・書評

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  • いろいろな人と出会って行くところが楽しい。ブックトークして、誰が好きだった?どうして?とおしゃべりしたい。

  • 肢体不自由のタチバナさんが,知人の家に行く為に通りがかる人びとに声をかけ,車椅子を押してもらいます.
    「青い芝の会」の事を思い出します.

    「さか立ちしても、ひとりで生きていくということはできっこないんだよ。だれかの手を借りなきゃ生活ができないんだ」「でも、ぼくはそれをみんなにみとめてほしいんです。人の手を借りなきゃ、生きていけない人間もいるってことを」pp. 73-74

  • ・私が、この作品を選んだ理由は1つです。ある病気で体を動かせない人が他の人とふれあいながら、友人の家へ行くというお話です。私はそういう人のことを考えたことがなかったので考えてみたいと思いました。

  • 人にも勧めたいなぁ。と思った。
    重度の障害を持ったタチバナさんが、自宅から友人の上野さん宅へ遊びに行くまでのお話。
    タチバナさんの飄々とした人となりが、いい意味で裏切られた。障害者を描いた作品は独特の重さと笑えない雰囲気があるという先入観があったけど、そうではなかった。心無い人の言葉に憤ったり、人を傷つけたのではと反省したり、上品な喋り方につられたり、タチバナさんの心の在りようは、健常者とと何ら変わらない。
    人は誰でも支え合って生きている。だから誰もが生きていることを肯定される存在なんだ。

  • ある天気の良い日の寝たきりの方の散歩。散歩と言っても移動出来るベッドに寝ていますので、散歩自体が人と関わりながら進んで行くのです。著者のあとがきも読んでほしい。読みやすいですが、小学校4年生〜

  • タチバナさんは二十数年、生まれてこのかた歩いたことがありません。体が自由に動かせず、ねて暮らしているので、背骨も足も、まるでニボシのように曲がっています。散歩びよりのある日、タチバナさんは車輪のついたベッドで出かけることにしました。道で出会った人とお話しをしながら、友だちの上野さんの家へ向かいます。さて、どんな人と会えるでしょうか──?
    タイトルに込められた意味、上手いなあ。寝たきり=家もしくは施設から出られないイメージがあったので、タチバナさんの積極性に驚いた。また出会う人は良い人ばかりでないのも良い。郵便局で出会うおやじさんの言い分、否定しづらいよね。タチバナさんのように身体を自由に動かせなくなったら、大抵その世話は家族へと負担がかかる。家族に代わって近所や社会が支えるのは少数派でしょう。しかしその現状がつらくて死を選ぶこと、よくニュースで見かけます。でも誰しも突然死なない限り老いや病気で一人では生きていけない、支えてもらわなくてはならない時が来るはず。避けられない現実だと思う。どうやって支えるか、今の社会では本当に大きな課題だなと改めて感じました。また、どんな人であれ誰かを支えることができるというのも素敵でした。ヒマワリのきみ、そして後書きに涙腺緩みました。あの男の子も、タチバナさんと出会えて良かったです。読友さんの感想を見ていつか読もうと1年ほど放置、もっと早く読めば良かった。オススメです。

  • 人間は支えあって生きている、このことを分かりやすく描いています。

  • 寝たきりの青年がベッドみたいな車椅子で散歩に出かけて
    いろんな人に話しかけて押してもらう

    読みやすいけど
    それなりに重い‥

  • 障がいをもつ人からみた世界。
    体が自由に動かないタチバナさん。彼は一人で散歩へでかけます。
    そこで出会ういろいろな人たち―。「口で歩く」の意味が分かると、なるほどと思うと同時に、唸っちゃいました。
    中学年でも読めないことはないけど、高学年へおすすめします。

  • すべての人がなんらかの形で誰かの支えになっていて、人と人は支えあって生きているんだと痛感しました。

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著者プロフィール

【丘修三・作】  1941年熊本県生まれ。「ぼくのお姉さん」で児文協新人賞、坪田賞受賞。「少年の日々」で小学館文学賞受賞。

「2015年 『おばけのドロロン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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