この素晴らしき世界に生まれて (文学の森)

著者 :
  • 小峰書店
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本棚登録 : 68
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784338174183

作品紹介・あらすじ

少女は、なにを聴き、なにを見つめ、なにを言葉にして、自分の居場所を見つけたのだろう。薔薇の香り、秘密の物語。第2回日本児童文学者協会・長編児童文学新人賞受賞。

感想・レビュー・書評

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  • 聾学校に通う小学生が、自分の居場所を見つけていく物語。福田センセイのデビュー作。「居場所がないなら作ればいい」、同じことを考えていた大学時代を思い出しました。居場所はたくさんあっていいと思います。

  • 児童書だけど、自分なんて…と悩んでる大人(中高生)にもオススメ!

  • 良本!

  • 耳が不自由な里美。家族は手話を覚えて話しかけてくれるし恵まれて理解されてる方だと思うが、少しずつズレを感じ居場所を求めている。そんな中図書館で出会った一冊の本。その本の著者も耳が不自由と分かり余計に運命を感じる。図書館で出会ったおばあさんに読み聞かせて物語が進むと同時に、里美の学校問題や家族とのスレ違いを描いている。
    怪しげな登場だったのでもっとファンタジー的なキャラだと思ったおばあさんが、里美の悩みを解決する役目を担っていた。火事騒ぎの展開はびっくりした。

  • 耳が不自由な主人公の作品に最近よく当たる。ファンタジーの世界と現実の世界の絡みが上手く出来ていて、おもしろい。

  • 冒頭からすっごく心の琴線に触れて、とってもいいお話でしたと最後まで魅了されました。

  • 請求記号:フクダ
    資料番号:020103867
    補聴器をつけた少女が、図書館で本を読んでいるうちに夢と現実を行き来する。

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著者プロフィール

長崎県の特別支援学校勤務。『この素晴らしき世界に生まれて』(小峰書店)で、日本児童文学者協会長編児童文学新人賞受賞。
『熱風』で、第48回講談社児童文学新人賞佳作受賞。
『ひみつ』(講談社)が第50回野間児童文芸賞最終候補作に、
『ふたり』(講談社)が2014年青少年読書感想文全国コンクール課題図書に、
『幽霊魚』(講談社)が2016年読書感想画中央コンクール指定図書に、
『香菜とななつの秘密』が厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財に選ばれる。
『たぶんみんなは知らないこと』で第60回野間児童文芸賞を受賞。
その他、『おなべの妖精一家シリーズ1.2』『おはなしSDGs 人や不平等をなくそう 明日香さんは負けない』(講談社)など





「2022年 『たぶんみんなは知らないこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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