ぼくの鳥の巣探検 バサラ山スケッチ通信

  • 小峰書店 (2006年9月1日発売)
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本 ・本 (159ページ) / ISBN・EAN: 9784338216029

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  • 鈴木まもる 著「ぼくの鳥の巣探検」、2006.10発行です。ある日、鳥の巣を目にして、どうしてこんなにきれいに巣を作るんだろうと興味を持ち、図書館で鳥の巣の本を探したら、鳥の本はあるものの、鳥の巣の本はなかったそうです。それが、著者のその後の人生を決めたと~(^-^) もう世界中の鳥の巣を求めてw。教わったことはないはずなのに、そして、日本のメジロも、アフリカのメジロも同じ形の巣を作るそうです。また、鳥は種類によって作る巣の形も違うそうです。不思議ですね~(^-^)

  • 「せんろはつづく」「ピン・ポン・バス」でおなじみの鈴木まもるさんの本。
    絵本作家という仕事の傍ら、鳥の巣研究家としての顔も持つ。

    山の中で暮らす著者は、ある日鳥の巣が落ちているのを拾い、家に持ち帰り何の鳥の巣だかを調べようとする。しかし、東京の大きな本屋さんに行ってもそれを教えてくれる本に出会えなかった・・・というところから鳥の巣の研究がはじまる。

    図書館の児童書コーナーには鳥の巣の本がやたらたくさんある。どうして見つけられないの?ってこれ、みんな鈴木まもるさんの本だったのね!絵本作家という職業上、美しい鳥の巣をきれいなイラストとわかりやすい言葉で書かれているおかげで児童書コーナーに並んでいるのだろう。

    おもしろいのは、鳥の巣があればどこへでも行ってしまうところだ。すごく高い木の上や崖、東京の街中でも取らずにはいられない。著者はそれを鳥の巣病と呼んでいる。周りの人も自然と応援したいような気持になるのか、鳥の巣の情報はあちこちから寄せられる。

    鳥の巣の造形の美しさ、同じ種類の鳥は誰に教えてもらった訳でもないのに同じような形に巣を作る不思議、土地によって違う材料、著者を魅了した鳥の巣の魅力に読んでいるこちらもどんどん引き込まれる。

    子供にもわかりやすい文章でルビ入り。子供も大人も楽しめる一冊。

  • 鳥の巣研究家になっちゃった〜東京芸大陶芸科を中途退学して,絵本の絵描きになって,伊豆の山奥に住んで,鳥の巣研究家になるまで〜奥さんやお子さんは元気なのだろうか。出て来ないけど・・・奥さんは絵本作家のはず

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著者プロフィール

1952 年、東京都に生まれる。東京芸術大学中退。「黒ねこサンゴロウ」シリーズで赤い鳥さし絵賞を、『ぼくの鳥の巣絵日記』で講談社出版文化賞絵本賞を、『ニワシドリのひみつ』で産経児童出版文化賞JR賞を、『あるヘラジカの物語』で親子で読んでほしい絵本大賞を受賞。主な作品に「のりものえほん」シリーズ、『ティラノサウルスのはらぺこないちにち』、『せんろはつづく』、『みずとは なんじゃ?』、『としょかんのきょうりゅう』、『戦争をやめた人たち』が、鳥の巣研究家として『鳥の巣いろいろ』、『ツバメのたび』、『鳥は恐竜だった』などの著書がある。静岡県在住。

「2022年 『三日月島のテール 行くぜっ! 海の宅配便(全5巻)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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