- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784338235044
作品紹介・あらすじ
父さんは言う。「汽笛が遠ざかってもその音は昼も夜も一日中鳴りつづけ、おまえの心に語りかけるのさ。」コレッタ・スコット・キング賞を3回受賞しているアンジェラ・ジョンソンの感動的な言葉とロレン・ロングの際立ったイラストが素晴らしい作品を作り上げている。本書は、男の子が大好きな機関車と歴史に残る機関士への憧憬を描き、悲劇的だが、人の気持ちを奮い起こさせる。ヒーローの死とヒーローの登場、夢の消滅と復活を描いているが、それ以上に読者に"希望"を持ち続けていくことの強さが語られている。ゴールデン・カイト賞受賞作。
感想・レビュー・書評
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機関車。
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実在した人物に思いを馳せる当時の黒人たちの気持ちを、少年の気持ちとして絵本にしたもの。
巻末に実際にあった事件について説明が加えられているので、先に読んでおいた方が理解を得やすい。 -
機関車好きな子どものために、図書館で借りた絵本。
読み聞かせているうちに、私のほうがのめり込みました。
外国の絵本は、私は大好きです。
こういう内容のものが特に。
子どもだけではなく、大人にも強く訴えかけてくる内容。
実際、子どもには難しすぎる内容かもしれません。
でも子どもには子どもなりの解釈があり、世界観がある。
だからそれでいいのですね。
正直、この絵本の内容には、始めドキッとしました。
なんでわざわざそんなことを書くのか、と。
でも感じて欲しい。何かを。
何でもいい。
絵本はただそれだけのものであり、それがどれほど
子どもの計り知れない豊かな心を形成する一部と
なっているのか。
わからないけど、量とか大きさではないんだろうな・・・
そんなことをチラッと考えたりした1冊でした。
すばらしい絵本でした。 -
思わず泣いてしまう一冊です。