グラタンおばあさんとまほうのアヒル (どうわのひろばセレクション)

著者 :
  • 小峰書店
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本棚登録 : 109
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (119ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784338245050

作品紹介・あらすじ

グラタンざらの黄色いアヒル。おさらの絵だとおもっていたら…まあ、ふしぎ、ピョンととびだした!?おさらのアヒルはふしぎなアヒル、どんなとこにもいけるアヒル。まほうのことばをとなえて、目をつぶってしんこきゅうを3かい。すると…。

感想・レビュー・書評

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  • グラタン好きなおばあさんは、とてもすてきなグラタン皿を持っています。
    まん中にアヒルの絵がかいてあって、おばあさんはいつも
    アヒルに話かけながらグラタンを食べます。

    かぜをひいてしまったおばあさんが買物に出かけられずに困っていたら、
    お皿のアヒルが自分のポケットからほうれん草を出して、
    これでグラタンをつくってと言いました。

    おおよろこびのおばあさんは、それから元気になってもずっとアヒルに
    グラタンの材料を出してもらっていました。
    そのうちアヒルはだんだんうんざりしてきて、ぼくがいるとおばあさんの
    ためにならないと、お皿から飛び出して家を出て行ってしまいました。

    町へ行ったアヒルは、こんどは金物屋さんに並んでいたヤカンの絵の中に
    入ってみました。
    そして若い奥さんに気に入られて、買われていきました。
    しかしその奥さんは、ヤカンを火にかけたまま忘れることが多くて・・・。

  • ・娘(5)受け:良し。(音読してたら寄ってきた。後日、また読みたいと言った。)
    ・グラタンを作って食べたくなる。作ったことはないが。
    ・主人公のアヒルが出会う大人たちが、わりと欠点だらけ。そして更正するのはもうひとりの主人公のおばあさんだけ。世の中甘くない。
    ・絵は可愛い。黄色が良い。

  • アヒルと、ホウレンソウのグラタンが出てくるお話。
    子供のころに何かで読んで(単行本ではなかった)、ホウレンソウのグラタンがおいしそうで、母にねだって作ってもらった。
    当時は簡単に作れる市販のグラタンソースがなかったのか、小麦粉をフライパンで炒るところから作ってもらったっけ。冬、丸い筒形の石油ストーブの上でフライパンを温めながら木のしゃもじで丁寧に小麦粉をかき混ぜるのが私の仕事で、それからしばらく待つと、母の手でオーブンからアツアツのグラタンが出てくる。暖かい記憶がよみがえります。
    30年以上経ってもいまだにホウレンソウは大好物。
    自分では面倒くさいのでグラタンは作らないけれど。

    図書館で何げなく手に取って、この話だ!と大興奮。
    しゃべれるアヒルがなんだか冒険をして、帰ってきておばあさんとホウレンソウのグラタンを食べる、としか覚えていなくて、多少記憶違いはあったけれど、また読めてうれしい。
    大人になった今となっては、「グラタンってどんな食べ物?」なんて不思議に思ったりしないし、おばあさん以外の登場人物のその後の方がグラタンよりも気になったりする。
    今子供はいないけど、子供がいたとして、このおはなしを初めて読んで面白いよ、って勧めてあげるかもわからない、かわいいおはなしだね、って終わってしまうような気もする。
    でも、子供だった私に、間違いなく幸せな記憶を一つ作ってくれたおはなし。

    大人が思う子供に読んでほしい本ではなくて、子供が自分で読んで記憶に残る本って確かにあるんだな、と実感。
    最近図書館での読み聞かせを始めて、子供のためにどんな基準で絵本を選んだらいいんだろう、と悩んでいる自分に、少しだけ子供目線を思い出させてくれたような気がします。

  • 小さい頃何度も何度も読んだ本。
    最近図書館で再び出会いました。

    グラタンが食べたくなります。

    グラタン皿の底に絵が書いてあるお皿が欲しくなります。

    絵の雰囲気も柔らかくてステキです。

  • 敬愛する安房直子さんの作品。
    挿し絵がいせひでこさんなので、豪華なことこのうえないですね。

    「グラタンおばあさん」というのは、とにかくグラタン大好きで、暇さえあればグラタンを作っているほど。
    そのおばあさんが気に入っているグラタン皿に描かれているのが「まほうのアヒル」。
    黄色いアヒルで、エプロンをしているというのです。
    まほうの言葉を唱えると、どこにでも行けて何でも出してくれる。それでタイトルになっているんですね。

    安房直子さんの作品にしては珍しく、主役のアヒルさんが腹を立てたり抗議したりします。
    魔法の力に頼り切って怠け者になったおばあさんを見捨てて、アヒルさんが行ったところは、「刺繍をする奥さん」と、「男の子と一緒に」という続きの章になっています。
    でも最後はやっぱりおばあさんの元に戻ります。再会の場面が良いですよ。

    グラタンの描写がとっても美味しそう。
    何よりいせさんの描く表紙が素敵です。
    1,2年生向けとなっていますが、大人もじゅうぶん楽しめます。

  • とにかくグラタンが食べたくなる!

  • あひるがグラタンからにげたところがすき。グラタンおばさんに「バイバイ」っていうところもすき。まほうのあひるがすき。おうちにきてほしいなぁ。

  • いせひでこさんの絵に惹かれて。。

    安房直子さんはとても日本的なイメージだったけど、これはどこの国でも有り得そうな感じがいいですね。

    グラタン皿のアヒルがまほうでほうれん草を出してくれるだなんて。。
    250℃のオーブンで焼かれたり、ヤカンになって、焦げる寸前になったり…ええ?!そんなのありえないーっていうのがたまらなく夢があります。
    子どもの頃に出会いたかったなー。

    グラタン、たべたい

  • 自分が小さい頃に好きだった本を今度は娘に。気に入ってくれるかな。人間らしいダメなところも愛しく感じる童話。

  • 小学生くらいの時に読んで、最近になって急に読みたくなり、タイトルを忘れてましたが、ネットで探して、図書館で借りました。

    大人になって読んでも、まったく色褪せない名作だと思います。むしろ、子供のころは、なんでアヒルがそんなに怒って出て行っちゃったのか理解できなかったので、大人になってから読むと、また理解度が深まっていいのかもしれません。

    おばあさんとの再会の場面は、子供の頃も今も、変わらずグッとくるシーンだと思いました。

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著者プロフィール

安房 直子(あわ なおこ)
1943年1月5日 - 1993年2月25日
東京生まれの児童文学作家。、本名:峰岸直子(みねぎし なおこ)。
日本女子大国文科卒業。大学在学中より山室静氏に師事する。作品に『まほうをかけられた舌』『花のにおう町』絵本『青い花』(いずれも岩崎書店)、『白いおうむの森』(筑摩書房)『やさしいたんぽぽ』(小峰書店)などがある。『さんしょっ子』で日本児童文学者協会新人賞を、『風と木の歌』(実業之日本社)で小学館文学賞を、『遠い野ばらの村』(筑摩書房)で野間児童文芸賞を、『風のローラースケート』(筑摩書房)で新美南吉児童文学賞を受賞する。ほか、『きつねの窓』が教科書採用されており、よく知られている。
1993年、肺炎により逝去。

安房直子の作品

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