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本 ・本 (212ページ) / ISBN・EAN: 9784338250023
感想・レビュー・書評
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よかった。読み終わった後も気持ちがいい。音楽がテーマになっている本、好きです。
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キャラクターたちの心情がとてもこまやかに描かれていて自然でよかったです。
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きれいな歌声が聞こえてきそう。
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歌を歌うことで、複雑な家庭への思いを風のように吹き流していく。歌を歌うことの気持ちよさがあらわれている本。対象は、大人かな、という気がした。
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主人公の嘉穂はちょっと複雑な家庭環境だ。お母さんは弟を生んですぐ亡くなり、父親は子供たちを実家に預け1人転勤したが、そこで再婚し子供が2人。おじいちゃんやおばあちゃん、おばちゃんに迷惑をかけないという強い決意をもって生活している。そんな嘉穂がある日突然、愛犬の散歩中、歌うことに出会う。そして、歌うことによって、すこしづつ心がほどけていく・・・。
まぁまぁかな。
散歩中になんとなく声をだしてみたら、ピアノ教室の息子が聞いていて、その才能に気付くなんて、ちょっとできすぎなストーリーなんだけど、文章は読みやすくて、一気に読めた。 -
祖父母の家に弟と暮らす嘉穂は、1ヶ月に一度、
離れて暮らす父親と会うのが楽しみだった。
でも育ててもらっている祖父母や叔母に遠慮し、そのうれしさをいつも隠していた。
親友のひとみのピアノレッスンに付き添いとしてついていった嘉穂は、
そこで歌を歌わされ、レッスンに来ないかと誘われた。
歌うのが好きな嘉穂だが、祖父母たちに負担をかけると思い躊躇していた。
周りの大人の気持ちを優先して考えてしまう嘉穂。
そんなことを忘れさせてくれる歌は、次第に嘉穂に強さを与えてくれていた。 -
誰もいないグランドで、嘉穂はなにげなく声を出していた。歌うように、遊ぶように。そんな嘉穂の声を聴いていた後藤は、声楽家である母に何か言ったらしい。嘉穂はなりゆきで歌を習うことになって…。離れて暮らす父、一緒に暮らす祖父母、恋バナに花を咲かせる友、そしてピアノを弾く後藤。悩みも苦しみも、歌は全てを超えていく。
みずみずしい中学生の心を音楽の力に乗せて心地よく響かせてくれる物語。
著者プロフィール
にしがきようこの作品





