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- Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
- / ISBN・EAN: 9784338250146
感想・レビュー・書評
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小学生の頃、大好きだった三輪裕子さん。
父が育った秋田が舞台ということもあり、未読の作品を久しぶりに読んでみた。
まあ上手いこと!
子どもの頃は気づかなかったけれど、文章の過不足のなさが見事。
感情表現をくだくだと入れたりはしていないのに、人物の気持ちがこちらにも胸いっぱいに伝わってくる。
それに細かいところのリアルさよ…大人にならではの視点なのだけど、私もお母さんの立場だったらこうするしこう言うわと納得したし、察せられるお波さんの人生の悲しみと喜びが胸に滲みた。
読み終わってタイトルの意味がわかると泣いちゃうなぁ…。
未読既読問わず、また読んでいきたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示